『コラムニストになりたかった』中野翠の本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『コラムニストになりたかった』中野翠の本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 書評

『コラムニストになりたかった』とは?

『コラムニストになりたかった』とは、エッセイスト、コラムニストであるライターの中野翠さんのエッセイ集です。

タイトルだけ読むと「コラムニストになる方法」がわかるようなメソッド本に感じますが、どちらかというと中野翠さんがどうやってコラムニストになっていったのかが分かる内容です。

2020年11月25日に新潮社より出版されました。

どんな内容?あらすじは?

1946年生まれの中野翠さんは埼玉県浦和市出身。早稲田大学を卒業後父親の縁故入社で出版でアルバイトを始めたのがキャリアのスタート。

イメージだとそこからグイグイ出世して今に至るのかと思いきやそうではなく、ふと海外旅行行きたくなって退職。その後改めてハローワークに行き、就職したのが再スタート。

さらに、フリーで働くようになり、お見合い潜入ライターなど好まぬ仕事も引き受けていくうちに、サンデー毎日や週刊文春でコラムを書くようになって安定的に収入が入るようになったわけです。

ネタバレ

本書は中野翠さんのキャリアだけでなく、各年代ごとの時事を載せて紹介。というか時世があったのかを書かれているので、時代背景を振り返りながら読めます。

1971年には、早大闘争などがあったり、1975年には「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」がヒットしたことや、1990年代のオウム真理教の事件だったりと、硬軟織り交ぜた時事が綴られているので、中野翠さんに興味がなくても(失礼)、歴史を振り返りながら読むことができるからおすすめですよ。

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