『共感SNS』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『共感SNS』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 書評

『共感SNS』とは?

『共感SNS』とは、元HKT48のアイドルで、現在モテクリエイターであり株式会社KOSの代表でもある「ゆうこす」の書いた本です。

どんな内容?あらすじは?

『共感SNS』はアイドルを卒業(脱退)した菅本裕子が、フォロワーを増やしたり、案件を獲得するまでの葛藤とノウハウを描いた内容となっています。2019年5月に出版されたのち、2022年に幻冬舎より文庫化されました。

第一章が、SNSの自分作り

第二章が、知名度0からフォロワーを増やす

第三章が、フォロワーをファンに

第四章が、ソーシャルパワーを仕事にする

第五章が、SNSでブランドをつくる

合計5章で構成されています。

『売れるコピー言い換え図鑑』や『伝え方』のような内容です。

ネタバレ

本書はアイドルを脱退後、フォロワーが2万人いたにも関わらず3000円のチケットで100人規模の会場で、3人しかお客さんが来なかったそうです。

あくまでもフォロワーというのは数字でしかなく、ファンではないことを実感した「ゆうこす」氏は、どうやってファンを獲得できるのかを考えました。

モテクリエイターとして再出発

「料理アイドル」といった分野に手を出すも失敗。

自分が興味のないものは長く続かないことを実感し、「モテ」を意識した内容を発信し始めました。

紆余曲折あり、「私がモテをポップに明るく発信することで、ぶりっ子ちゃんが自信を持ってくれたら嬉しいなと思い発信しています」とゴールを掲げ、その内容に則った発信を続けたところ、フォロワーの割合も女性が圧倒的に多くなり、ファン化に成功したそうです。

階層分け、ファン構造

ファンにも種類があり、本書では階層毎に説明してくれています。

新規①:自分を全く知らない人

新規②:自分をなんとなく知っている人

ライトファン:とりあえずフォローして、たまに見てくれている人

コアファン:「いいね」やリツイートを積極的にしてくれる人

マニア:時間とお金をネット上でも、リアルでも使ってくれる人

ゆうこすは、この中で特にコアファンやマニアを大切にしつつ、ライトファンや新規に向けた施策も行いました。

ファンによって受け皿を変える

今ではSNSが複数あり、Twitter(X)やインスタグラムはライトファン向け、コアファンにはライブ配信、ブログはマニアやコアファン向けというように、それぞれの熱量に応じた受け皿を変えていたそうです。

たしかに、ブログや公開設定されている場所は、ファン特有のコミュニティになりますよね。

まとめ

元アイドルが、下剋上を起こした物語性のある内容が魅力の『共感SNS』。

今からフォロワーを増やしたいと考えている人に、たくさんのヒントが散りばめられているからおすすめです。

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