『稼ぐことから逃げるな』とは?
『稼ぐことから逃げるな』とは、StockSun株式会社を創業し、YouTube「年収チャンネル」は12万人の登録者を超す、株本祐己の執筆により2020年12月17日に株式会社KADOKAWAより出版されました。
どんな内容?あらすじは?
本書はお金を稼ぐことの方法や、個を発揮するためのマインドなどが書かれた啓発本です。
第一章が、思考停止で大手企業を目指すな
第二章が、自分の武器を知り「ビジネス戦闘力」を高める
第三章が、収入を一気に上げるフリーランスの道
第四章が、爆稼ぎのビジネスモデルを盤石にする方法
第五章が、雑魚になるな!王になれ!
合計5章で構成されています。
鴨頭嘉人『知らなきゃ損するお金の話』や『僕は君たちに武器を配りたい』、ぼのぼのですよ(廣兼卓真氏)とは?『マネーの養分』 のような内容でした。
ネタバレ
本書はノウハウというよりもメソッドや、筆者の個人的体験談が主となっています。
たとえば、「お金になる人脈」「お金にならない人脈」についてはこう書かれています。
つながるべきは、ビジネスの決定権を持つ人。
わかりやすくいうと、社長。雇われ社長ではなくオーナー。
一方、異業種交流会では、人脈がほしい人が集まっても価値のある人脈は生まれない。とのこと。
確かにこれはわかります。
決定権を持たず、ビジネス的な人脈のない人が集まっても雑談ばかりで、前向きな話に結びついた記憶がありません。
運営者・主催者に会費だけ払ってメリットがないままだったことがあります。
定性評価と定量評価の穴
筆者は、ある大手企業へ転職。
しかし、いくら結果を残しても、それは定量評価にしかならず、ボーナスは支給されたが、昇進・昇格はできなかったそうです。
上司に好かれていなかった、つまらなそうな顔もした、新人だから迷惑もかけた、単純に能力が低かったのもあるだろう。しかし同期で一番稼働していたのも確かで、売上も高かったはずだ。
できる限り上司と食事に行くようにした、定性評価があがった。
このように、定量的な評価が上がっても、上司のご機嫌が損なわれると上がらないというのが日本のJTCの会社の闇でもあります。
まとめ
本書では、一般的な起業するための本ではなく、個人としてのビジネス力を高める方法が書かれていました。
フリーランスになることだけでなく、ビジネスパーソンとしても活躍する方法が理解できるので、出世や昇進に悩んでいるサラリーマンにもおすすめの一冊です。