『ゲイリーの稼ぎ方』とは?
『ゲイリーの稼ぎ方』とは、オンラインでワインを販売して年間で50億円を稼いだベトナム系アメリカ人のゲイリー・ヴェイナチャック氏が執筆。岩本貴久氏が翻訳を務めフォレスト出版者より2010年に発行された本です。
ゲイリー・ヴェイナチャック氏は、その後、『ソーシャルメディアで億万長者になる!最強インフルエンサー術(Crushing it!)』を執筆・出版しており、インフルエンサーの先陣者とも言えるでしょう。
あらすじ、内容とは?
『ゲイリーの稼ぎ方』は、第一章、「情熱こそがすべて ソーシャルメディア時代の生き方とは?」「成功のカギはDNAの中に あなたの持っている才能の使い方」「パーソナルブランドのつくり方 ブランドがなければ売れなくなった」「まったく新しい世界の幕開け ソーシャルメディア時代のビジネスモデル」「面白いコンテンツをつくる方法」「どうやって配信していくのか?ソーシャルメディアはこう使う!」「生き方が稼ぎ方になった 企業マーケティング 個人のマーケティングの時代」「一人でもいい!ソーシャルメディア時代にコミュニティを作る方法」「これしかない 世界最強最高のマーケティング戦略」「こうやればいい!ビジネスをつくるソーシャルメディアマーケティング」「お金にしていく ソーシャルメディア時代の稼ぎ方」「ストーリーをつくれ!ソーシャルメディア時代のアウトプット」「レガシー お金よりも大切なもの」、以上13章で構成された内容となっています。
ネタバレ
『ゲイリーの稼ぎ方』とは、ゲイリーという個人がいかにして億万長者になったのかを綴った本です。読んだことがある人も多いはずですが、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」が不動産をテーマに取り扱った本だとすると、本書『ゲイリーの稼ぎ方』は、ネットマーケティングやSNS、インフルエンサーといったネットビジネスにフォーカスを充てた内容と言えるでしょう。
グロースハックの一環とも言えるのですが、例えば、ブログやホームページに「購読(Subscribe)」ボタンを設置しておくことで、読者は書き手が記事を更新するたびに、相手にメールが届く仕組みだったり、「シェアする(Share)」ボタンや仕組みを作ることで、閲覧者が気軽に情報を拡散してくれる機能となります。
訪問者のロイヤリティを高めて、親和性をもたらし、アクションしてもらうことが大切なのです。
他にも、送るメールの末尾や署名欄に、ブログやホームページのリンクを載せておくなど、自分自身がブランドとなって発信した際に、来訪者が来ていないとそもそも意味をなさないこととなります。観客のいない道化は、本当にただの道化でしかないだから。
まとめ
会社の仕事をしている時に上司に指摘された言葉があります。「1円でも稼ぐ方法を考えるのだ」、と。これはブラックな言葉ではなく、お金を稼ぐことを意識を持って働くことが重要と言いたかったのです。本書『ゲイリーの稼ぎ方』でも、「1ドルを稼ぐためになんでもしろというわけではない。何も収入がないくせに、額が少ないからといって、やらないという態度をやめろ」と叱咤激励が書かれています。さらに、自分を大物視して構想ばかり大きい人がいるが、コツコツ小さくても積み重ねていくことが大切だと記されています。
1円を笑うものは1円に泣く、ではありませんが、お金の大切さ、かけがえのないものだということを意識して、毎日積み重ねていくこと。商売の基本が書かれたのが、本書『ゲイリーの稼ぎ方』です。