『お金が貯まる!家の買い方』とは?
『お金が貯まる!家の買い方』とは、不動産コンサルティングで大家検定の監修、認定をしている浦田健氏による執筆で、フォレスト出版株式会社より出版されました。
どんな内容?あらすじは?
『お金が貯まる!家の買い方』は、家を購入する際に注意すべき点や買う時に儲かる仕組みや方法を紹介しています。
第一章が、「家賃を払うのはもったいない」の間違い
第二章が、日本人を騙す「持家洗脳」のカラクリ
第三章が、家を買う前に知っておきたいお金の知識
第四章が、「稼ぐ家」であなたのマネーストリームを実現する法
第五章が、成功率100%、2年で500万円を貯める方法
第六章が、まだ間に合う!ライフステージに合った賢い住まい選び
第七章が、本当に賢い「お金の借り方・返し方」8カ条
合計7章で構成されています。
『金持ち父さんの21世紀のビジネス』や『年収は「住むところ」で決まる 来ようとイノベーションの都市経済学(THE NEW GEOGRAPHY OF JOBS)』、『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』に近い内容です。
ネタバレ
賃貸が良いのか、マイホームを購入したほうが良いのか、誰もが悩む永遠のテーマです。
本書『お金が貯まる!家の買い方』では、どちらが良いのか、また購入するならばお得な方法を選択するノウハウが詰まっています。
例えば、持家を自分で購入して自分で住んでいる場合は、ただ自分に貸しているのと同じ意味になります。
不動産投資をして、自分で自分に家を貸すことと同じで、人に貸せば15万円の家賃が入ってくるのに、それを放棄して住んでいるのです。これを帰属家賃と言います。
買うのであっても借りるのであっても、同一のサービスが消費されたものとして、市場家賃で評価された家賃を指します。
帰属家賃が世間相場であれば、コストは比較の対象からはずすことができるのです。
ニワトリは食べてはいけない
お金がある人と、お金に苦労している人、両者に2つの大きな違いがあります。
第一に、お金のために働かないということ
そして、第二に、お金を迂回させてから使っているということです。
働いて鶏を購入し、その鶏を食べてはいけないのです卵を産ませた、卵を孵化させてもっとにわとりを増やせばさらに多くの卵が手に入るのわけなのです。
面白いのは、メソッドだけでなく、税金面でも違いがあります。
サラリーマンの場合は、先に税金を笑うので、100個×税金=90個となり、エサ代20個を支払うと、70個しか手元に残りません。
一方経営者やビジネスオーナーの場合、先にエサ代を払ってから税金を納めるため、100個ーエサ代20個=80個そこから税金10%がかかるので72個も手元に残るわけです。
自分の人生を生きるには一体いくらお金があれば良いのか?
25歳から85歳になるまでに60年間、子供を一人育てるために必要な養育費や教育費の合計が2850万円、住居費が7000万円、生活費が1億8000万円、税金などが3900万円、など3人家族で合計3億3850万円の税金が必要になります。
不動産の買い方
現金で500万円の中古1Rマンションを購入して、賃貸する
現金で500万円の中古住宅を購入して、賃貸する
500万円を頭金にして、3000万円のアパートを購入する
500万円を頭金にして住宅ローンで賃貸併用住宅を購入する
4つ選択肢があるのです。
この500万円を貯める際にも、Aさんは2年で一気に貯めたパターンと、Bさんは10年かかって貯めたパターンでも銀行は返済能力を第一に評価するため、融資限度額の見極めもしているのがポイントです。
中古建てを現金で購入する場合は、20%以上の利回りを狙う
500万円で買った場合の利回り20%の家賃は8万3000円です。
中古マンションを購入する際に、家賃の25%の管理費や修繕費がかかる場合は注意が必要です。
これをこえたら投資をしない方が得策です。
そしてローンには3つのローンがあります。
一つが、自分用の住宅ローンです。低金利で借りられる特徴がありますね。
しかも、基本的に自宅使用部分が50%以上であれば、住宅ローンの利用ができます。残りの50%を貸したり、事業に使うなども可能です。
そして、アパートローン。不動産のローンです。審査が早いメリットの反面、住宅ローンに比べて金利が高く、自己資金の比率も高いです。
最後が事業ローンです。中小企業や個人事業主などの事業者に対して、融資を行うタイプです。不動産投資にも利用でき、アパートローンよりも有利な条件で受けられます。
ただし、審査はアパートローンより長くなる傾向です。
まとめ
206ページというボリュームの割に、充実した内容が特徴の本書『お金が貯まる!家の買い方』です。
これからマイホームを購入したい方や不動産投資を考えている方はぜひ一度読んでおくと良いでしょう。知り合いに、50%の比率でマイホームを購入し家族経営をしている人がいましたが、金利のカラクリが解けました。ぜひ気になる方は読んでみてください。おすすめです。