『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』とは?
『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』とは、不動産コンサルティングやマーケティングをし、「住まいサーフィン」を運営している、沖有人氏による著書。朝日新聞出版社より2018年に発行されました。
どんな内容?あらすじとは?
不動産を持ちたいと思ったことはありませんか?自宅のマンションや戸建て、アパートなどのオーナーなど。本書『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』は、マンションや不動産購入にあたり、憶えておくべきポイントなどが網羅された内容となっています。
第一章を住まいの常識を変える5つのメガトレンドから始まり、人口減少時代の自宅の選び方、自宅投資としての不動産の買い方・売り方、180度変わる資産性のある物件の選び方、2020年以後も東京に投資する理由、相続対策としてのマンション活用法、2020年以後も勝ち続ける資産組み換え戦略の合計7章で構成された内容です。
特に巻末付録として首都圏1080駅、駅別相場価格はとても参考になります。
ネタバレ
不動産投資の本を読むとほとんどがアパート経営やマンション経営の光と影が紹介されており、役立つような役立たないようなものが多い中、本書『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』は、組み立てられた構成および自宅購入の場合と不動産経営の場合の違いを分けながら、それでいてそれぞれの良さを見せているのわかりやすいと思います。
マンション選びの7つの法則
私もマンション購入を考えており、いくつかの物件を内見したり、仮審査まで通った物件もあります。しかし、具体的に、友達や知人に説明する際に、ポイントを紹介するのが難しいです。
本書『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』では、7つの法則として、買ってはいけない時期、単価の高いエリア、駅からのアクセスはいいに限る、大規模マンションは得をする、タワーはランドマーク性に価値がある、面積は小さいほど損をする、適正価格以下で購入する。としてポイントを押さえた紹介がされているので読みやすい内容となっています。
儲かる確率が高いほど、中古マンションの騰落率は値上がりするのです。傾向としては割安な物件ほど値上がりをして、割高な物件ほど値下がりしているのです。
売り主は大手が有利
これも憶えておきたいポイントのひとつです。物件を購入する際に、売り主がどこかいうのはあまり気にしません。価格や物件の情報は把握していても、どこの不動産がいいとか悪いとかは一概には一般人には言えないからです。
本書『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』では、野村不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、住友不動産、東京建物、東急不動産、大京をメジャー7不動産としています。
このメジャー7不動産会社は、上記で言う、相場に対して平均して5.4%高いそうです。しかしブランド価値が高く、中古マンションの騰落率が抑えられているという強みもあります。
特に、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンスは資産性が高く含み益を出しているそうです。
まとめ
物件購入のさいに、内見をすると果たしてそこが良いのか悪いのか、判断に悩むことがあります。一生で一回の買い物ではありませんが、値段が高い買い物なので慎重にならざるを得ないのはわかります。
不動産ではありませんが、金融投資でも「明日のこともわからないのに、10年後の市場に期待して投資や取引をするのはバカを通り越している」という言葉があるように、不動産も10年後はもちろん35年後や自分が老いた時にどんな日本になっているのかなんて、誰にもわかりません。
本書『2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル』でも言っていますが、マンションは10年を目安に買い換えると良いそうです。その際に保有しているマンションの価値が購入時より上がっていることが大切なのです。