『ぐうたら上等』中野翠の本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『ぐうたら上等』中野翠の本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 書評

『ぐうたら上等』とは?

『ぐうたら上等』とは、エッセイスト、コラムニストである中野翠さんが毎日新聞で30年以上続けていた連載がまとまったエッセイ本です。

主に2015年11月から2016年10月までの期間がまとまっていて、1節が2、3ページで読みやすい構成が特徴です。

どんな内容?あらすじは?

基本的に、その当時の時事ネタと中野翠さんが興味のあることを綴った内容が中心となっています。

映画ネタも少しはあるけれど、全体的には日常ネタが中心かな。

『コラムニストになりたい!』と似たような作風です。

ネタバレ

126ページでは「原節子の真実」を読んだ感想が載っており、女優原節子の魅力に迫っている。

近代の若者は知らない原節子の成り立ちやキャリアの変化、大女優へ駆け上っていく様が描かれてて興味深かった。

マイ・ラスト・ソング 久世光彦さんを偲ぶ会

2016年5月9日に行われた久世光彦さんをその偲ぶ会のエピソードがじんわりきた。

70歳で急逝した久世光彦さんの歌を集めたコンサート。

歌とピアノを浜田真理子、朗読、司会をキョンキョンこと小泉今日子が担当した。

そして、なんと、『あまちゃん』で国民的女優になった能年玲奈(のん)と受付の列で遭遇し、「私の前にいらしたのでどうぞ」というエピソードも。

コンサートでは『冬景色』や『朧月夜』『街の灯り』といった名曲に中野翠が心揺さぶられる模様が描かれていて、一緒に行った気分になりました。

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