『MISS ミス・フランスになりたい!』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『MISS ミス・フランスになりたい!』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『MISS ミス・フランスになりたい!』とは?

『MISS ミス・フランスになりたい!』とは、2021年2月26日に日本公開されたフランス映画です。主演はジェンダーレスモデルのアレクサンドル・ベテールが務め、本作で大抜擢されました。

どんな内容?あらすじは?

少年時代に夢は「ミス・フランスになること」と発言したら笑われた経験を持つ主人公は、大人になり人生の行き方に苦悩していた。

ひょんなキッカケで自身の夢を思い出し、シェアメイトの力を借り夢に向かってひたむきに進んでいくのが本作の物語です。

ネタバレ

最初は男性的な雰囲気だったのが、友達から化粧や佇まいを教わったり、SNSでの拡散方法を学びながら、予選大会へ出場。他者をも魅了する姿と革命を起こしたいという強い意志が注目を浴びて見事に予選グランプリを獲得。本戦へ進むのでした。

本戦で迷いと揺らぐ意志

最初は女性のように「ミス・フランスになりたい」と願い本戦に出場したのに、周りは多国語を喋ったり、環境問題や子供の教育問題への取り組みを行うなど夢とバイタリティを持つ人々。予選大会とは異なる本格的な顔ぶれに物怖じする主人公のアレックス。

しかも、メンバー同士が仲良くなる中、輪に馴染めないでいてどんどん弱腰になっていく。

さらに男性時代に通っていたボクシングジムへ行った際に、初恋の友達が奥さんと仲睦まじい姿を見て、「子供を作れない自分。本当の女性になれない自分」への喪失感が芽生える一方、ジムメイトから元男性と知りながら性的な対象と見られる不本意な惨めな気持ちにもなり、本戦大会ステージへの参加を諦めるようになっていきました。

仲間のため、子どもたちのため

そんなアレックスに叱咤激励をし友達の励ましにより、自分は自分だけの夢を叶えるためじゃなく、友達や仲間のためにもグランプリを獲りたいと奮い立たせステージへ。

そして、客席で観覧している子供をみて、当時の自分がどんな夢を持っていたのか思い出したのでした。

男性だから「ミス・フランスになれない」そう思わせたくなく、ありのままの姿を顕にし、観客や視聴者に度肝を抜かせるのでした。

まとめ

ラストは、グランプリを獲ったのか曖昧にし、会場とは別のジムのリングで仲間たちから王冠をもらうシーンでエンディング。

グランプリを獲ることは夢ではなく過程であることに気がついたアレックス。

仲間たちに囲まれて新しい一歩を踏み出したのでした。

コメディ要素が満載で老若男女だれでも楽しめる作品。家族やカップルで見るのをおすすめします。

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