映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』鑑賞!感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』鑑賞!感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画
映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』鑑賞!感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』とは?

映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』とは、実在する人物、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサをモデルにした伝記ドラマです。実際にマザー・テレサから送られた手紙をもとに半生を描いており、真実味のある内容が魅力の作品となっています。ミラビル ディクテュ国際カトリック映画祭やセドナ国際映画祭2014で賞を受賞している感動的な映画作品です。

どんな内容?あらすじは?

映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』は、1946年から物語は始まります。インドのカルカッタ(コルカタ)のロレット修道女会でシスターをしていたマザー・テレサは、ロレット修道女会では、インドの女学生たちに授業をしている一人のシスターでした。

ロレット修道女会では、外に出たり、外で布教活動をするなどは許可なくできず、窓からイギリスの植民地から独立したばかりの混沌としたインドの人々を眺めては貧困や病気、飢餓などに心を苦しめていました。

時折、食堂、キッチンから食べ物を持ち出して分け与えることしかできない自分に心を痛め、また列車に乗っている時に神からの啓示を受けて、ロレット修道女会に所属しながら、許可をもらい、外での活動を始めたのです。

まずはスラム街で、子どもたちに路上で文字や言葉を教えることからはじめ、ヒンドゥー教の市井の人々の反発を受けながら、ひたむきな活動、慈愛に満ちた活動で、少しずつ軟化して協力的になっていくのでした。

ネタバレ

映画『マザー・テレサからの手紙(LETTERS FROM MOTHER TERESA)』の真骨頂は、中盤です。スラム街で路上教室(青空教室)を始めて、看護師としての学びを得たことで、自分の役割をはっきりと認識。さらに、昔の生徒たちが強力してくれたり、難産の母親を救ったことで、反発していたインドの村の人々も協力的になっていき、しかし縛りのあるロレット修道女会ではできることが限られ、退会ののち、自分で修道会「神の愛の宣教者会」を設立。

そして、死にゆく間際の人々を安らかに看取れるように、ヒンドゥー教寺院を使ってホスピタルの設立と、精力的に活動の幅が広がっていくのです。

しかし、終盤にかけては、ロンドンのラジオ記者が取材に来たり、目まぐるしく展開しいつしか世界で話題の人物へ。そしてノーベル平和賞を受賞と駆け足で物語が進んでいくため、本映画のタイトルにもなっている、手紙の部分(マザー・テレサの内面)が出されることはなく、葛藤が見えづらいのが勿体無い作品でした。

マザー・テレサとは

名前だけは有名で、知っている方も多いはず。しかし実際の活動や個人については知らない人もいるはずです。もともとはアルバニア出身でアグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジというのが本名でした。

18歳でロレット修道女会に入会、アイルランドのタブリンを得て、インドのコルカタの聖マリア学院に移り、長きに渡り活動をしていました。

そして、数々の平和賞を受賞するまでに至ったのです。1962年にマグサイサイ賞平和・国際理解部門、1971年にヨハネ23世教皇平和賞、1972年にジョン・F・ケネディ賞、1973年にテンプルトン賞、1975年にアルベルト・シュバイツアー賞、1979年にノーベル平和賞、1980年にバーラ・ラトナ賞、1983年に優秀修道会賞、1985年に大統領自由勲章、1992年にガウデイム・エト・スペス賞、1996年にアメリカ合衆国名誉市民、1997年に議会名誉黄金勲章。

まとめ

マザー・テレサの名前は知っていたけれど、具体的な活動内容や半生を知らなかったので、とても理解しやすい内容でした。では、つまらないのか?というと波乱万丈に満ちた生き方をしているので、飽きることなく最後まで観られました。

とにかく、ひたむきで「前へ」「前へ」という精神を持ち、修道女でなければ、起業家してもビジネスを成功していたような方。

その反面、夜になると祈りを捧げる、精神的に弱い部分のある人間的な側面もありました。おすすめの

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