『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』映画!感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』映画!感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画
『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』映画!感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』とは?

『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』とは、マット・デイモン主演で実在するコラムニストでイギリス知人のベンジャミン・ミーが動物園を購入した伝記ドラマを映画化したもの。2011年に20世紀フォックスより配給、公開されました。

どんな内容?あらすじ

『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』は、愛妻を亡くしコラムニストで男で一人で14歳の息子と七歳の娘を育てるシングルファザー。愛妻の影を追うのをやめるため心機一転引っ越しをしようとし、動物園付きの住宅を購入した所から物語が始まります。

動物園は、亡き前オーナーの遺産で運営・保持されていますが、次のオーナーが決まらないと、再開もできず、潰れてしまうそう。七歳の娘の喜ぶ姿を見て、また反抗期の14歳の息子が喜ぶと思い、多額のローンを抱えて不動産の購入を踏み切ったのでした。

ネタバレ

『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』では、マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーが妻を亡くした消失感と、子供たちの父親である奮闘、そして情けない自分と未来を切り開きたいという思いで前進する姿に感動します。

反抗期の息子と、死を迎える直前のトラの前での会話が忘れられません。

「お互いに言ってもらいたいことを言おう」。そう告げると、息子は「田舎に連れてきてすまない」、父親は「世界一大好きなパパ」、と。

よく、「お前の本音を言ってくれ」とか、「親の本心が知りたい」といった、親子喧嘩はありますが、ありますが、実際は本音や本心を知りたいわけでなく、言ってもらいたい本心があるわけです。なので、言ってもらいたいことを言うというのは、相手が何を望んでいるのかもわかるし、無駄に傷付け合うこともない歩み寄りなので、とても良い方法だと思います。

動物園の運営

あまり注目されていませんが、映画『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』では、動物園の運営にも焦点を当てています。動物がすこぶる好きでも、動物に関する資格や勉強をしていたわけでも、ましてや経営の勉強をしていたわけでも、マット・デイモン演じる主人公は、何度となく壁にぶち当たります。

動物のこと、経営のこと、スタッフとの人間関係のこと。どんどん辛い朝を迎えるのを、マット・デイモンのキャラクターで、逞しく演じているのが印象的でした。

そして、現実問題として、不動産(今回の場合動物園ですが)を購入すると起こり得るリスクや問題を鑑みるのに、勉強になる映画でもありました。

まとめ

ラストというか、後半に、亡くなった愛妻が隠し預金をしていたのが、ひょんなきっかけで発覚する辺りは映画というか、フィクション性を感じる映画でしたが、『幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)』自体は、現実があり、『We Bought a Zoo: The Amazing True Story of a Young Family, a Broken Down Zoo, and the 200 Wild Animals That Change Their Lives Forever』というベンジャミン・バトン本人の原作があるので、こちらも是非読んでみたいと思いました。

新しいことを始めたいと考えている方や、心機一転したい方に観てもらいたいおすすめ映画です。もちろん動物好きの方も楽しめるので、家族や恋人と一緒でも楽しめるのでおすすめですよ。

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