『X-ファイル: 真実を求めて』とは?
『X-ファイル: 真実を求めて(The X-Files: I Want to Believe)』とは、1993年から2002年まで放送された『X-ファイル』の映画版です。モルダーとスカリーという優秀なFBIが、超常現象に関する事件の解決に挑む人気作品の映画作品です。ドラマ版と同様に、モルダーをデイヴィッド・ドゥカヴニー(David Duchovny)が、スカリーを、ジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson)が演じました。
どんな内容?あらすじは?
『X-ファイル: 真実を求めて(The X-Files: I Want to Believe)』は、ドラマ版と同様に超常現象や超能力、裏組織といった人間の力では図りきれない存在や能力に観点を当ててますが、本作では事件性やサスペンス要素がメインとなり、透視能力を持つ神父の存在がキーパーソンとして登場し、事件と超常現象をかけ合わせて事件に挑んでいます。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(The Imitation Game)』や『シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)』、『ルーム(Room)』に似たサスペンス系の映画です。
ネタバレ
本映画『X-ファイル: 真実を求めて(The X-Files: I Want to Believe)』では、過去のエピソードや出来事はほとんど絡んでこないため、エクスファイル自体、未見でも楽しめる作品となっています。
ある雪の降り積もる地域で、事件が発生し、その解決のため、FBIがまず病院で医師として働いているスカリーに声をかけます。
スカリー、事件を追うこと、そしてモルダーの現在を心配し、モルダーに会いに行くことから物語は始まります。
二人は、透視能力を持つという神父の元へ行き、事件の鍵となるヒントをもらいに行きますが、懐疑的なスカリーと、肯定的なモルダーの二人の対立が、過去の作品同様にファンなら懐かしさを感じるでしょう。
事件の急展開
事件は二人目の被害者を発見し、共通する場所として、屋内プールがあることを発見。そこで臓器売買の獲物を狙うロシア人と、その裏組織が芋づる式で出てきて、最終的には縦横無尽に大縄となるという典型的なパターンで収束しました。
その為、前半のシリアスな雰囲気やエスパーといった不可思議なミステリアスな雰囲気よりも、後半は、FBIとして事件を追いかけるアクション場面の方が多く見られます。
神父は嘘?本当?
注目は、神父の超能力は嘘だったのか?本当だったのか?ということ。
モルダーは、本当であった状況証拠をスカリーに説明します。
否定的なスカリーでしたが、「あきらめるな(Don’t give up)」というエールをもらったことで、モルダーそして、自分の患者を救うことができたのを思い出し、その未来への可能性を示唆されたのを思い出したのでした。
まとめ
懐かしきドラマの映画版『X-ファイル: 真実を求めて(The X-Files: I Want to Believe)』。「ああ、こんな音楽だったなぁ」とBGMやテロップの表示を観ながら、鑑賞しました。
サスペンス要素はありつつも、衝撃的な場面やシーンは少ないため、比較的誰とでも観られる作品なのでおすすめです。
逆に、超常現象やミステリー要素を大きく求めるとなると、そこまで題材としてはなかったのでつまらないかもしれません。霊やUFOといった類は登場しませんから。