ヨーロッパワインが安くなる意味とは?
あなたはワインが好きですか?筆者はワインが好きで、ワインの資格を取得しました。ワインといっても赤ワインや白ワイン、ロゼやシャンパン、スパークリングワイン、また最近では話題のブルーワインやオーガニックワイン、アイスワインなども人気が出てきています。
「でもワインって高級そう。しかも上品なイメージがあって格式が高そう」
ワインというと、フレンチレストランや五つ星ホテルのバーといった、ソムリエが説明をしてくれてグラスに注ぎこむイメージが強いため、どうしても背筋がピンとなってしまいがちですよね。
でも、最近ではスーパーでチリワインが手頃な価格で売られていたり、デイリーワインとして嗜まれています。エノテカといったワイン専門店に行っても、カウンターでお試しで飲ませていただいたり、少しずつですが、日常的な風景に馴染むようになってきました。
それでもワインというとフランスワインやイタリアワイン、スペインワインが主流のイメージが強くなり、「高そう」という先入観が残っています。
安心してください。2019年から欧州のワインがぐっと手頃に購入しやすくなります。
EPAとは?発効されるとどうなる?
上記であげたチリワインがスーパーなどで見かけると、1000円以内とか場合によってはワンコインの500円程度で購入できるのをご存知ですか?下手をするとビールや日本酒、焼酎より安くそしてボトルワインなので多く飲めるということで、お酒好きの家庭では、節約の一貫としてチリワインを選んでいるところもあります。
節約についてはこちらも参考に
チリワインが安い理由は品質ではありません。新世界(あとから作られたワインの国を指します)のワインではありますが、ミネラルが豊富な土地と温暖な空気、風を利用したしっかりとしたぶどうの実をつけたワインが作られています。
では、なぜかというと、チリと日本は、「日本チリ経済連携協定(EPA)」を2007年に締結しているからです。
参考:ウィキペディア
これは自由貿易となり、関税を撤廃する形となります。
その恩恵を受けて、ワイン(ボトル)では12年間で段階的に関税を撤廃となりました。
このEPAがこの度2019年2月1日に欧州連合とも締結。段階を踏んでワインやチーズといった製品がチリと同じように安くなっていきます。
欧州ってずばりどこ?加盟国とは?
フランス ベルギー デンマーク スウェーデン チェコ エストニア マルタ ドイツ ルクセンブルク ギリシャ フィンランド スロバキア ラトビア ルーマニア イタリア イギリス スペイン オーストリア ハンガリー リトアニア ブルガリア オランダ アイルランド ポルトガル ポーランド スロベニア キプロス クロアチアといった28ケ国EU加盟国です。
ブレグジット、離脱を発表したイギリスはどうなるのか現在では不明ですが、欧州の色々な国が加盟しており、今回はチリと違って単独ではなく、EU欧州連合との締結なのです。
チリと同様に早速関税撤廃に向けて動き出しているのです。
具体的にいつ頃からヨーロッパワインは安くなるの?
2019年の2月1日に先駆けて、イオンやイトーヨーカ堂(セブン&アイ・ホールディングス)は早速ワインの価格を下げました。さらに成城石井ではオリーブやチーズといったおつまみも安くしています。
メーカーである、サントリーは2月1日から、アサヒも3月1日から安くするなど、ワイン愛好者がお買い求めしやすいように早速動き出しています。
まとめ
チリにつづいて、欧州もEPA締結による関税撤廃、そして伴うワインやチーズなどの値下げ。2019年10月には消費税10%の増税も予定されているので、少しでも安くそして美味しいワインを飲むことが重要です。今後もワインに関する情報をお届けしていくので、お待ちください。