『オートモードで月18.5万円が入ってくる高配当株投資』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『オートモードで月18.5万円が入ってくる高配当株投資』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金

『オートモードで月18.5万円が入ってくる高配当株投資』とは?

『オートモードで月18.5万円が入ってくる高配当株投資』とは、2022年2月2日に株式会社KADOKAWAより、長期株式投資さんの執筆で出版されました。長期株式投資さんは普段はサラリーマンをしており、2004年から投資を開始。18年の投資生活を綴った本です。

どんな内容?あらすじは?

『オートモードで月18.5万円が入ってくる高配当株投資』は、配当利回りを中心に資産を増やしていくTIPSが詰まった内容です。本著の著者である長期株式投資さんは2021年の配当を月に平均すると、18.5万円ももらえている会社員。

第一章では、市場にフルボッコされつつ、年間配当200万円超になるまで

第二章は、リスク回避率を10倍上げる「3つの投資指標」

第三章は、「長期保有に適した銘柄」をサクッと見抜く12ヵ条

第四章は、否応なく投資を継続できる「仕組み作り」8つの掟

第五章は、暴落を「数値化」してピンチをチャンスに変える技術

第六章は、18年投資をしてたどりついた「死ぬまで持ちたい銘柄17」

第七章は、もしも私が今、ゼロから配当投資をスタートするなら

第八章は、最強の投資メンタルを作る「投資賢者の名言」

特別付録、ケース別で役立つ「至高の投資書籍10冊」

全8章から構成されています。投資書でよくあるような対談はないので、情報量が充実しているのが特徴。

『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』や『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字』のような内容となっています。

ネタバレ

長期株式投資さんの最初の投資経験は、キャピタルゲインを求めた投資方法でした。株主優待を実施している企業を中心に株式売買。サークルKや吉野家、まあバンダイネットワークスなど新興株へも投資をしていたそうです。

2006年1月16日。ホリエモンこと堀江貴文氏が当時立ち上げていた「ライブドア」が、粉飾決算疑惑で強制捜査をうけ、新興市場が崩壊する幕開けとなりました。

しかし、その後7年間も損切りができずに含み損を持ち続けた暗黒時代となりました。

インカムゲインへ投資方法を変更

その後アベノミクスがあり株価が上昇。意識してキャピタルゲイン投資からインカムゲイン投資へと切り替え、配当金を得るようになります、

特に注意していたのは、

  1. 配当利回り(%)=1株あたりの配当金÷株価×100
  2. 1株利益(EPS)、1株あたり何円の利益があるか
  3. PER=株価÷1株利益(EPS)

3つを意識していました。

永久保有銘柄

その中で、よほどの暴落や下落がない限り保有し続けると決めた銘柄が以下です。

  • INPEX:石油・天然ガス開発・国内首位
  • JT:たばこ 世界5位
  • 花王:トイレタリー 国内首位
  • アステラス製薬:医薬品 国内2位
  • 大塚ホールディングス:製薬国内大手 ポカリスエット
  • ブリヂストン:タイヤ 世界首位
  • コマツ:建設機械 世界2位
  • クボタ:農業機械:世界3位
  • 伊藤忠商事:総合商社大手 非資源に強み
  • 三井物産:三井グループの中核企業 資源に強み
  • 三菱商事:三菱グループの中核企業 総合力に強み
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ:金融グループ 国内首位
  • 三井住友フィナンシャルグループ:金融グループ 国内2位
  • 日本取引所グループ:国内独占企業
  • 東京海上グループ:損害保険 国内首位
  • NTT:通信 国内首位
  • KDDI:通信 国内2位

詳しい解説は本書をお読みください。

まとめ

最近流行りのFIREをするときに、配当金は重要な収入源です。

でも、いざ配当金を目的に株式投資をしようと考えると、どこから手をつければいいの?

そんな悩みを解決してくれるのが本著です。

わかりやすい配当金獲得手法と筆者の実体験に基づく株式市場の変化。今後の流れを含めて丁寧に解説されているため、投資初心者にはオススメの一冊です。

特に、サラリーマンをしながら副収入がほしい、会社員を辞めずにお金を得たい方、サイドFIREを目指している方には打って付けの本となっています。

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