「お金は寝かせて増やしなさい」感想、レビュー、あらすじ。投資と節約のおすすめ!

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水瀬ケンイチ氏著書、「お金は寝かせて増やしなさい」( (フォレスト出版 )とは?

水瀬ケンイチ氏著書、「お金は寝かせて増やしなさい」( 
(フォレスト出版 )とは?

水瀬さんは、会社員をしながら株取引など投資に挑戦していく中で、インデックスファンドに投資をすることのほうが効果が高いことに、気が付き本書に結び付きました。

株や投資信託、FXなど投資を行ったことのある方なら経験が必ずしもあると思いますが、投資というのは勝っている時(利益)は良いのですが、市場や相場が下がっている時というのは、気が気ではなくなります。本書でもそのマインドを助けてくれるような歴史や言葉の節々が紹介されていました。

「人間は利益よりも損失に強く反応する心の歪みがある」

そんな投資において、より有効な方法というのが「インデックスファンド」へ定期的に投資を行い、ほったらかしておくことが効果的だ、というのがざっくりいうとすべてになります。

株式投資の利益は主に、キャピタルゲインとインカムゲインになります。キャピタルゲインというのは、買値より高く売れた際に出た利益(売値益)が主に、インカムゲインというのは主に配当金など年に定期的に配当されるお金や優待券を主に指します。

特に、キャピタルゲインは、とにかく安い時に買い、高くなったら売るというギャンブル性もあり、投資ではなく投機とも呼ばれているくらいコントロールが難しいのです。

それはそうです。安く買いたくてもどこが底なのかわかりませんし、仮に底だと思っても、市場や市況、投資した会社の思わぬ不祥事や実績悪化などにより、より割れることがあります。

逆に、売り時についてもどこが天井なのか、売ったら実はまだまだ高くなって売るタイミングに後悔した方も多いでしょう。

本書「お金は寝かせて増やしなさい」では、ライブドアショックの出来事やリーマンショックの出来事など過去の歴史を振り返りつつ、荒波に耐えながら続けていくことのメリットを、なんと!数ページの漫画で紹介されているのです。(漫画家を別に立てて作っているんですね)

では、インカムゲインが良いのか?と言われると、実はこれも良し悪しがあります。というのも、インカムゲインは配当金を目的としているため毎日の相場の上げ下げを意識する必要が少なく、ストレスが少ない性質があります。

配当金や優待券を目的とした会社へ定期的に買い続けることで、配当金は積み重ねていき、会社員やサラリーマンをしながら、副収入が入るメリットが高く近年注目されている投資手法です。

しかし、その会社へ投資を続けるということは、ある側面でみるとファンになることと同義となるのです。つまり、アイドルやアーティストのファンと同じ意味合いで、その対象が辞めた時に(会社で言えば倒産や市場から上場撤退)果たして無事でいられるのか?という大きなリスクを抱えているのです。

本書「お金は寝かせて増やしなさい」でも「直感こそが敵、理性こそが友」と書かれている通り、盲目にならずに投資をすることが重要となります。

ちなみに「アイドルじゃないんだから盲目になるわけないじゃん」という意見もありますが、投資をした人ならわかるはずです。なぜか「自分が投資している会社きっと大丈夫。一部上場企業だし、これまでの実績があるから」と。

しかし、Yahoo!の経済ニュースでも見ればわかる通り、どんな会社でもいつ何時リスクにさらされるかわかりません。(現在でいうと大塚家具やレオパレスなどがそうですね(2019年4月時点))。

では、本書でいうインデックスファンドへの投資は何かというと、インデックスに連動した投資信託を毎月定期的に投資をしていくこと。なります

投資信託というのは、ファンドマネージャーという、投資先を考えて実践しているプロがいて、その人(その会社)に多数の投資者がお金を預けてリターンを得るわけです。

ひふみ投信という有名な投資信託があるのですが(筆者もやっています)、実は上記レオパレスへも投資していたそうです。そのためレオパレスが欠陥住宅の不祥事が報道された際も大きく株価が下がり、ファンドの利益率も大きく下がりました。

しかし、安心してください。個人で投資していた場合は大打撃になりますが、ファンドは一部影響を受けただけで、その後、別の投資先を確保し、回復したのです。

つまり、ファンドというのは多数の投資家からお金を集めて、複数の投資先を常にコントロール、調整して投資ているので、決定的に出来事がなければ、いずれは回復するのです。

本書「お金は寝かせて増やしなさい」でも、その点は上げられていました。東日本大震災やリーマンショックなど大きく下落する出来事あっても、株式の価値は常に右肩へあがっていると、心配であればYahoo!ファイナンスなどでここ何年かの日経平均の数字を見てみるとよいでしょう。

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」、本書でもそのようなコメントで紹介されています。

しかし、それでもリスクは常にあります。ではどうするのか?リスクの低い国債へポートフォリオの配分を多くすれば良いのです。

100-年齢=数字が、株式投資への比率配分というのがアメリカをはじめ主流の投資配分です。(100から年齢を引いた数)

つまり、30歳であれば、100-30(国債などリスクの低い投資先)=70(株式投資配当率)です。

これを年齢や生活状況に応じて調整していくことで、リスクとリターンの配合がうまくいくのです。

まとめ

投資を行う前に、日ごろから節約や自分の貯金や預金など資産を把握しておくことが大切です。節約については、外貨をAmazonギフト券に交換する「ポケットチェンジ」なども有効ですね。

そんな節約などでできたお金を投資へ回す、その際にリスクの高い金融商品ではなく、インデックスファンドが有効であること。その投資を続けことで10年後、20年後に大きな価値となってあなたのもとへ戻ってくるということが、丁寧に書かれているのが本書「お金は寝かせて増やしなさい」です。

特に、読み応えのあったのが、「出口戦略」についても書かれていたことです。投資の本や雑誌には「どのように投資をすれば儲かるか」「成功するか」などがよく書かれていますが、実際には、いつどのようになると成功なのか、いつ最終的に売って利益を確定すべきかは書かれていません。

本書「お金は寝かせて増やしなさい」では、そのヒントとなる内容も書かれていたので、すでにインデックスファンドについて理解のある方もラストだけ読んでみるのもおすすめです。

ぜひ、楽しく、ストレスなくお金を増やして資産を上手に運用していきましょう。

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