『【超入門】2時間ではじめられる!日本人のための日本型FIRE成功の秘訣がわかる本』とは?
『【超入門】2時間ではじめられる!日本人のための日本型FIRE成功の秘訣がわかる本』とは、セミリタイアをした書籍編集者で投資家でもある山田稔氏の執筆により2021年12月23日に株式会社秀和システム社より出版されました。
どんな内容?あらすじは?
『【超入門】2時間ではじめられる!日本人のための日本型FIRE成功の秘訣がわかる本』は、投資やポイ活、節約ややりくりで仕事をしなくても、働かなくても生活ができる内容が詰まった一冊です。2021年に出版されたばかりなので2022年現在でも比較的新しい情報が記載されています。
第一章が、FIREの始め方
第二章が、iDeCoとつみたてNISAで老後資金
第三章が、学資保険とジュニアNISAで教育資金
第四章が、高配当株銘柄で住宅資金
第五章が、ロボットアドバイザーで生活資金
第六章が、株式投資とふるさと納税で食費
第7章が、ポイ活とポイント投資で遊興費
第八章が、頑張らない起業で節税と社会保険料
第九章が、FIRE後の生活
合計9章が構成されています。
『スボラでも一生お金に困らない 不労所得生活!』や『マネーの養分』ような内容となっています。
ネタバレ
本書では、定職につかなくても生きていける方法を紹介しています。
2022年度の2人以上世帯消費支出を見てみると、総務省の家計調査によると1世帯あたり月平均27万7936円。年間で333万5232円が必要と言われています。
FIREの種類
FIREには、完全に経済的自立をする「FIRE」以外にも、副業で稼ぐ「サイドFIRE」、週1〜2だけ働く「バリスタFIRE」など、様々なタイプがあります。
すぐに消費支出の25倍を貯める必要もないので、最初は全体の一部から経済的自立を始めてみましょう。
常に最悪の事態を想定しておく
本書によるとFIREを達成した後に生活に困難が訪れても、「されて支給」という23区在住の男性単身者が生活保護を受ける場合、生活資金、7万6460円に住居費用が上乗せされて支給されると紹介されています。
雑損控除
雑損控除とは、災害や盗難、横領によって住宅家財などに損失が生じた人が適用されます。
同じようなのでは、災害減免額というのもあり、自然災害や火災などで住宅や家財に損害を受けた人が対象となります。
株主優待は利回り6%の自社優待券が出る銘柄株を選ぶ
企業の中には株式購入額の5〜7%くらいで株主優待を出しています。1万円の株で700円の食事券がもらえたら利回りが良くなったと考えます。
株主優待+配当利回りの計算式は、(株主優待×回数)+(配当×回数)=インカムゲイン
株主優待+配当利回り5%以上とした場合の購入希望株価は、
インカムゲイン×0.05÷単元数=購入希望株価
となります。
詳しくは「みんかぶ」を見ると参考になりますよ。
まとめ
最近、副業がOKな会社も増えています。また早期引退をし地方で生活する人も多くなり、生き方や働き方もどんどん変化しています。
コロナ禍のあと、テレワークや在宅勤務が主流となり、場所を決めず、また生活費を抑えた暮らしも尊重される時代。
いかに生活を楽しみながら生きていくか、FIREが注目されています。
本書ではFIREを何からしたらいいか悩んでいる方や、これから早期引退を考えている方に読んでほしい一冊です。
テクニックだけでなく、特にラストの章では引退したあとの生活や生き方も示唆されているので、意外と暇になるかもしれない、社会から隔離されてしまうかもしれない、といったシミュレーションをしておくと良いでしょう。