『コンテンツマーケティングの教科書』とは?
『コンテンツマーケティングの教科書』とは、BtoBマーケティングやオウンドメディアマーケティングといった、インターネットを利用したコンテンツのマーケティングについて網羅された内容で、日経BPコンサルティング コンテンツコミュニケーション・ラボが編著者として、日経BPマーケティングより2016年に出版されました。
ビジネスモデルの設計や、武器としてITと合わせて読むのがおすすめです。
どんな内容?あらすじは?
『コンテンツマーケティングの教科書』は、第1章がコンテンツマーケティングを理解しよう。第2章がコンテンツマーケティングを始めよう。第3章が、BtoBの顧客を理解しよう。第4章が、コンテンツを理解しよう。第5章が、コンテンツマーケティングを実施しよう。そして、第6章が、効果的なコンテンツを作ってみよう。と、全6章で構成されています。
ネタバレ
本書『コンテンツマーケティングの教科書』は、主にコンテンツマーケティングが初めてという方におすすめの一冊となっています。
例えば、いざオウンドメディアを実施しようと思っても、コンテンツを作れる人材がいなかったり、コンテンツ作るのが面倒で続かなかったり、コンテンツを作っても効果見えないなど、あらゆる課題が生まれてきます。
特に、社内のリソース不足は常に付きまとう問題で、ブログの更新からSNSの運用まで細かい作業も発生するのです。
そこで、外部のサービスやツール、システムを使って、リソース不足を補うのも、方法の一つとなります。
「Six Apart ブログ(シックス アパート ブログ)」は、0.5人/月の負担でブランディングに成功しました。
ネットマーケターを読者として、編集は2人体制で専任ではないのです。更新頻度は週1〜2回と多くありません。
特徴としては、ほかの社員も制作に協力し、自社製品をノウハウとして、社内でも書いてもらっているそうです。
他にも、メールマガジン(メルマガ)で、見込み顧客を獲得したパターンもあります。
「NexTalk」は、8%の開封率を誇っていましたが、1%台まで減少。
そこで、配信コンテンツの見直しを実施しました。
著名人コンテンツとして、著名人へのインタビュー記事を実施し、ページビュー(PV)に寄与したり、プロフェッショナルコンテンツとして、その道のプロに「おもてなしの心」を聞くインタビューを実施したり、また寄稿コラムとして、ノンフィクション作家にテーマを明確にしたコラムを寄稿してもらい、コンテンツの充実を図ったのです。
MAツールを上手に活かす
そして、MAやSFA、CRMといったツールも上手に使いこなすのがおすすめです。
Market(マルケト)は、高機能のA/Bテストを行うMAツールで、CRMとの連携も可能です。
Oracle Marketing Cloudは、MAツール「Eloqua(エロクア)」をオラクルが買収。外部システムとの親和性が高い高機能です。
他にも、「HubSpot(ハブスポット)」や「Adobe Marketing Cloud」といったツールもあります。
ただし、MAツールは、魔法の杖ではありません。導入すれば自然に見込み顧客が増えたり、売上が伸びたりするわけではないのです。
まとめ
コンテンツマーケティングの基本書とも言える、『コンテンツマーケティングの教科書』。確かに初心者向けではあるものの、書いてある内容や情報は、中堅のマーケターでも振り返るのにちょうど良い内容となっています。
特に、ニトリを始めとした成功事例が記載されており、読みながら理解度が高まるのでおすすめです。