読書『ネコが教えるお金の話』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

読書『ネコが教えるお金の話』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金
読書『ネコが教えるお金の話』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『ネコが教えるお金の話』とは?

『ネコが教えるお金の話』とは、作家・自己啓発小説家である有我咲英氏執筆で2016年に株式会社ヴォイス出版事業部より出版されたお金の学び方の本です。

『毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン』に似た擬人化された動物がお金の育て方、稼ぎ方などを教えながら登場人物のキャラクターと読み手が成長していく解りやすい初心者向けのマネー本となっています。

どんな内容?あらすじとは?

『ネコが教えるお金の話』は、お金に困窮している派遣OLのもとに、猫の姿になった本多静六の生まれ変わりが、現れて、お金の稼ぎ方、増やし方、貯め方を教えてくれるのです。

その為、序章から12章まであるが、すべて本多静六氏の格言となっているのが特徴となっています。

本多静六とは?

本多静六とは、林学を中心に学んだ学者である一方投資家としても著名です。「月給の4分の1を先に天引きし貯金する」という方法をで財を成し、公園の父としても有名で、各地の公園建設に携わった方でもあります。特に『私の財産告白』が有名で、投資やお金の貯め方のバイブルとして現在も人気の一冊となっています。

ネタバレ

『ネコが教えるお金の話』は、貧乏OLが貯金がなくなり、実家へUターンする所から話が始まります。もう貧乏になりたくない、お金で困りたくない!そんな思いから、突如現れた本多静六の魂を持った猫。色々な助言を与えながら成長していくのです。

例えば、地元で就職した小さな会計事務所の大学生の娘さんが、学生の傍らネット販売をしていたり、地元でカフェを経営している人が株式投資をしていたり、公務員をしながら自宅農業をしているなど、現代の多様化した働き方に合わせた内容となっているのが特徴です。

貧困女子をテーマにした「貧困女子 時代を賢く生きる6つのレッスン」という本もありましたが、あちらよりももう少し現実的な内容かと思います。

ノウハウ

『ネコが教えるお金の話』では、中盤からぐっと面白くなってきます。主人公が女子大生に自分もネットビジネス(海外物販ショップ、EC)をやりたいと懇願し、コンサルティング料金として30万円を払った辺りから、ノンフィクション性が高まってくるのです。

例えば、ECに出せるのは、最初は10個まで。家にある要らないものを出すのではなく、確実に売れそうで軽くて少額のもの。例えばコンビニで売っている人気アニメの小さいフィギュアを出品して実績を作ること。といった昨今流行っている「メルカリ」などのやり方にも参考になると思います。

さらに、Instagramも登場!猫になった本多静六をアップしたら人気出たといったように、SNSの活用も登場していて尚更親近感が高まる内容となっています。

まとめ

『ネコが教えるお金の話』は、漫画やイラストがないので、文章だけで読むため、漫画的な展開に読みにくさはあるものの、中盤から後半にかけては、現実でも利用できそうなエピソードやノウハウが満載でした。

副業や働き方、お金の稼ぎ方は人それぞれな今の時代。サラリーマンやOL、会社員としてだけでなく多様な生き方を考えるのに参考にすると良い一冊でした。

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