『10万円から始める高配当株投資術』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『10万円から始める高配当株投資術』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金

『10万円から始める高配当株投資術』とは?

『10万円から始める高配当株投資術』とは、投資家であり、株式会社リーブル代表取締役である坂本彰による執筆で2017年5月15日に株式会社あさ出版より出版されました。

どんな内容?あらすじは?

『10万円から始める高配当株投資術』は、株式投資に関する高配当株を狙うメリットや特徴を紹介している本です。

第一章が、株で着実に資産をつくるために知っておくべき7つのこと

第二章が、勝ち組投資家が絶対に手を出さない「買ってはいけない株」

第三章が、勝ち組投資家が絶対に手を出さない「買ってはいけない業種」

第四章が、すべてのシナリオで勝ち抜ける投資法~有望な高配当株の見極め方~

第五章が、高配当株で1億円儲けるためにすべきこと

合計5章で構成されています。

『オートモードで月18.5万円が入ってくる高配当株投資』や『9割の公務員が知らない お金の貯め方・増やし方』のような内容です。

ネタバレ

株式投資や新NISAを始めようと考えたときに、どこの株から始めればいいか悩む人も多いでしょう。

そんな中で、高配当株を狙うのもおすすめです。

予測できる悪材料は一時的な下落で終わる

過去に下落や急落が起きても、1年後にチャンスに変わることも多々あります。

実際に2020年ごろにはコロナが起きて下落しましたが、2024年の現在では株価はバブル期を突破しました。

このように、悪材料があっても一時的な下落要因として捉え、前向きに投資を行うのが重要です。

狙うべき高収益企業の特徴、3つ!

1.ブランド力がある

2.独占、もしくは寡占企業

3.新規参入が難しい業種

言い換えると、この3つに該当しないビジネスモデルを模倣するしかない企業は、最終的に価格競争に落らざるを得なくなります。

国際優良株は3つの外的要因が業績に絡んでくる

優良株であっても、以下の3つの要素によって、業績や株価に影響を与えます。

1.景気

2.為替

3.セグメント

景気はご存知の通り、市場の景気によって左右されます。コロナで旅行やエンタメビジネスがストップして大打撃を受けたのは、忘れもしません。

為替は、現在円安が起きているとおり、輸出業では好成績になりやすい一方で、輸入では、円が弱いためコストが高まります。

セグメントというのは、事業の種類や営業する地域ごとで分割された区分という意味です。

国際優良株は、世界中に自社の商品を販売して利益を生み出すため、他国でも景気のよい国や悪い国によって、影響を受けやすくなります。

一攫千金狙いをやめること

株価投資というと、一攫千金のように倍々でお金が増えるイメージがありますが、そうではありません。

1つの仕事で巨利を生むのではなく、小さな利益を積み重ねながら複利効果を活用して着実に増やすほうが、お金持ちになれる可能性は高くなります。

金のニワトリの寅話

本書で紹介されている「金のニワトリ型資産」という話が面白いです。

イソップ童話で金の卵を生むニワトリの話。

ある日、ニワトリが金の卵を1つ産みます。

男はびっくりして「高く売れるぞ」と大喜び。

ニワトリは次の日も、また次の日も金の卵を産みました。

男は欲が出て、ニワトリのお腹には金の塊があるに違いないと裂いてしまいました。

しかし。お腹には金の塊はなく、男は貧乏に逆戻りしてしまったのです。

この童話を株式投資に当てはめると、

自分の欲に負けて贅沢品に変えてしまう人を指します。

投資で必要なのは、ニワトリと同じで、金のニワトリを育てるのはもちろん、生まれてきた金の卵も温めてヒヨコにします。

養鶏場をつくるまで成長させていく、これがお金持ちになる考え方です。

『金持ち父さんの21世紀のビジネス』『となりの億万長者』

まとめ

2024年令和になり、投資ブームが再訪しています。

とはいえ、素人がいきなり闇雲に投資をすると失敗するでしょう。

本書では、投資方法や狙い目を丁寧に書かれています。

投資初心者におすすめの一冊です。

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