『グッバイ、サマー(Microbe et Gasoil)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『グッバイ、サマー(Microbe et Gasoil)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ フランス

『グッバイ、サマー(Microbe et Gasoil)』とは?

『グッバイ、サマー(Microbe et Gasoil)』とは、ダフト・パンクやカイリー・ミノーグなどのミュージックビデオ(MV)を手掛け、『エターナル・サンシャイン』などの映画監督を務めた、ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)が監督を務めた作品です。

どんな内容?あらすじは?

『グッバイ、サマー(Microbe et Gasoil)』は、ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)の自伝的作品で自身の思い出や経験をテーマにした作品です。主人公のダニエルは女の子のような容姿で女性に間違われることもある14歳の男の子。転校生のテオが登場し、いつしか二人は友達になり、そして、小屋型の車を発明し、小さな冒険の旅へと出かけるのでした。

『天才スピヴェット(L’extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet)』や『ワンダー 君は太陽(Wonder)』のような映画となっています。

ネタバレ

ダニエルとテオ。キャラクターも個性も異なるふたりが、少しずつ仲良くなる前半と、発明した小屋型の車で旅に出る後半戦の2部構成となっています。

ダニエルの才能、テオの才能

ダニエルは、絵を描くのが好きで絵を上手に描く才能があります。テオはダニエルのそんな才能を見抜き、街の画廊で展覧会を開かせるのです。

また、父親がアーティストの家に生まれたテオは、発明の才能があり、ガラクタを集めて小屋型の車を造るのでした。

そんな教室のクラスメイトから異分子扱いを受けている二人が、パリ(Paris)からディジョン(Dijon)まで旅に出る青春冒険活劇。

ダニエル役のアンジュ・ダルジャンが逸材

綺麗な顔をし、線が細い、ダニエル役のアンジュ・ダルジャンくん。後半まで長い髪の毛とアンニュイな雰囲気が醸し出されていて、美形のイケメンです。

しかも、後半には、風俗店のヘアカットに誤って入ってしまい、落ち武者のような髪型にされてしまいます。映画のためといえ、ひょうきんな姿になってしまい、役とは別に本人は辛かったのではないかと思いました。

ラスト近くでは、スーパーで自らバリカンで坊主にする潔さとかっこよさがあり、一皮もふた皮も剥けた姿が観られます。

まとめ

何気なく観た映画で、前半のスタンド・バイ・ミー的な青春作品のイメージから、後半の奇天烈なインパクトを醸しつつも、仏映画として昇華している点が素晴らしい作品です。

家族で、恋人と、一人で観てほしいおすすめ映画です。

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