『隠れビッチやってました』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『隠れビッチやってました』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『“隠れビッチ”やってました。』とは?

『“隠れビッチ”やってました。』とは、漫画家のあらいぴろよ氏の原作、漫画を、佐久間由衣さん主演で2019年12月6日に映画化されました。

どんな内容?あらすじは?

『“隠れビッチ”やってました。』は、本質や性格はだらしないのに、それを隠して清純派を装い、男性から告白されると、フルという、好きや好意をもらうことで満たされることを生きがいにしている女性の物語です。

『恋愛小説家』や『ベロニカとの記憶(The Sense of an Ending)』に似た映画となっています。

ネタバレ

パンチの効いたタイトルが印象的ですが、前半のコメディタッチの軽快さから一転して、中盤からはどんどん人間としての本質に迫る内容になっていっています。

前半は、露出面積の割合を意識した服装や男性が肉食系、草食系の男子などタイプに応じて対応を変えるなど、モテテクが満載。

しかし、ひょんなことから、心から好きになった安藤くんが登場し、彼女の気持ちや思い、恋愛や付き合うとはなにかを考えさせられるようになったのです。

恋愛とは?付き合うとは?

安藤くんは、バカだけど無邪気で素直。裏表がなく、真摯に主人公のことを想いあってくれるのです。一緒にいて居心地が良い反面、本当の性格やありのままの自分を出せずにいる主人公の葛藤が始まるのです。

安藤くんが、お客さんとバイクの二人乗りをし、自分専用のヘルメットを貸していたのを目撃し、「私専用だって言ったのに!」と嫉妬やネガティブな感情が生まれ、けれど実父のことが頭をよぎり、口には出さずに、そのまま別れる形となりました。

トラウマ

そう、主人公のトラウマは、実父から幼少期にDVを受けており、壊れた家族の中で育ってきた影響が大きいのです。

認められたい、承認されたい、満たされたい……そんな不足した子供時代を過ごしてきたので、男性からモテると欲求が満足するのでした。

しかも、精神的な好意であるため、体の関係は求めていないため、「体はそれなりにピュア」というのが彼女の精神的な支えにもなっています。

認めてくれる男性との出会い

安藤くんとの恋愛が終わり、イラストレーターとして一人前になりたいと誓い、男性との恋愛ごっこよりも夢に向かって励むことにした主人公。

そんなありのままの主人公ののことを知ったうえで、現れたのが友人の三沢さん。

彼女の明るくて本質は素直な性格に惹かれて交際を申し込むのでした。

主人公は、彼がタイプではなかったが、肩の力を入れずに、仮面を被らずに過ごせる相手であることを考えて、お付き合いがスタート。

好かれていることがイコール、なんでも望みを叶えてくれる、私のことを四六時中考えてくれているんだ、と錯覚し、要望が日に日に増すばかり。

いつしか、大嫌いだった実父と同じような振る舞いをしていたのでした。

原作では?

原作も読んだのですすが、主人公は友達と話す中で、「すべてを叶えてくれるのは、それは運命の人じゃなくて、王子様だよ」と諭され、本当の運命の人は、身近にいてなんでも許してくれる人じゃなくて、理解してくれる人であることを知るのでした。

本当の自分、満たされない自分

愛情をどれだけかけてもらっても自分にその心構えや受け皿がないと、尽きることはないことを自覚し、仕事や結婚、そして子育てと周りの人たちに支えられて、成長してくのでした。

まとめ

世間では恋愛依存症やメンヘラなど、恋愛をすると豹変する人がいます。それは親からの愛情や満たされなかったなにかがあり、それを埋めるために現在の恋愛や相手に求めてしまうのでしょう。

幸せの形とはなにか?恋愛とは?付き合うとは?

そんなことを自問自答してくれる作品です。

映画でももちろん楽しめるのですが、できればその後に原作を読むと、細かいディテールが掴めておすすめですよ。

「男の逃げるのはやめさない。立派な女じゃなくて、人間になりなさい」。同居人の友達が伝える言葉が印象的でした。

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