『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef)』とは?

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef)』とは、俳優であり監督、プロデューサーでもあるジョン・ファヴロー(Jon Favreau)が務めた映画です。

どんな内容?あらすじは?

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef)』は、3つ星の一流ホテルのメインシェフを務めいた総料理長のカールは、毒舌フード評論家にこき下ろされたのキッカケに、オリジナリティのある料理を作ろうと奮起します。しかし、オーナーの強引な支持に従わなければならず、代わり映えのない料理を提供。それに対して怒った評論家によって、知名度もシェフとしても地位も堕ちてしまうのです。

しかし、アイデアと料理への情熱をバネにトラックを使い自分が好きな食事を提供するフードトラックを立ち上げました。

『ファミリー・ツリー(The Descendants)』や『幸せのセラピー(Meet Bill)』、『アイ・アム・サム(I am Sam)』のような作品です。

ネタバレ

テーマとしては、料理やシェフとしての葛藤や想いに加えて、Twitter、SNSやブログといった現代的な要素を組み合わせた題材の映画となっています。

シェフとしてのこだわりがあり、仕事以外でも自宅キッチンで創作料理を常に続けている努力家。珍しい食材や調理方法があればそれを活かして試す日々。そんな姿を愛息子も見ているため料理人への強い憧れも抱いているのです。

息子との関係

離婚しても仲良くしている元嫁との間にいる一人息子。息子との毎月会う面会で一緒に楽しむのが、カールの息抜きにもなっています。しかし、仕事のこととなれば別。戦場になり汚い言葉が飛び交うキッチンには、たとえ子供の願いでも断ります。

カールは、元妻となぜ離婚したのかは明確に描かれていませんが、料理と仕事に愛情を持ち、また息子を大切にしている姿も見受けられ、大人の男性として魅力的です。

フードトラックを開設

一連の騒動でどこのレストランにも採用されずに困っていたカールに「自分でお店を開くといいわ。フードトラックなんてどう」と、考えもしなかったカールにアイデアを提供する元妻。流石、一度は夫婦で過ごしただけあり、彼の本質や本領発揮される場面を理解しているのです。ちなみに、元妻はお金持ちですが、特に金銭的な出資はしません。

元同僚と一緒に始めたフードトラック。息子も願いを持ち、一緒に料理づくりを手伝うのです。マイアミからロードトリップをしながら、各地をめぐり美味しい食事を食べながら、ロサンゼルスまで戻ってくるのです。

料理の評判はさながら、ツイッターで拡散され、一躍人気フードトラックへ。終いには、評論家が現れ、カールへ謝罪と料理を称えるのでした。

まとめ

一流レストランで働いていたシェフがSNSもよくわからないまま、ブログに勝手に書かれたことで激怒したことをキッカケにクビになり、一意奮闘する物語。仕事のことや転職、フリーランス、独立など人生の帰路に立っている方にぜひ観てもらいたい映画です。

J-WAVE ALL GOOD FRIDAYでLiLiCoさんが紹介していたことでも話題になりました。

また、子供との交流や育て方まで、家族で見ても楽しめるおすすめ作品となっています。

ただ、ラストにフードトラックをテーマにしている割に、毒舌評論家から出資されて、あっさり自分の店を持つのは、テーマから脱却しているようで腑に落ちませんでした。

ラストまで、フードトラッカーとして活躍するとか、息子に引き継いで、息子がフードトラッカーになるとか、落とし所のよい着地が良かったです。

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