『幸せのセラピー(Meet Bill)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『幸せのセラピー(Meet Bill)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『幸せのセラピー(Meet Bill)』とは?

『幸せのセラピー(Meet Bill)』とは、アーロン・エッカート(Aaron Eckhart)、ジェシカ・マリー・アルバ(Jessica Marie Alba)が主演のB級コメディ映画。株式会社アートポートが日本では配給を務め、トロント国際映画祭で上映されました。

どんな内容?あらすじは?

『幸せのセラピー(Meet Bill)』は、富豪の奥さんの元に結婚し、義父の会社で役職をもらい仕事をしているが、そのため義父や義理の兄に頭が上がらない。さらに奥さんの浮気も発覚し、ネガティブな性格が一層高まり、体重も増え、陰気さが深まっていくのでした。

そんなときに、ひょんなことから出会った男子高校生のメンターをすることに、年の離れた友情と彼のガールフレンドに刺激を受け、また実兄とそのパートナーのアドバイスを受けて、少しずつ改善していくという物語。

『ディセンダント(Descendants)』や『恋愛小説家』、『ウォルト・ディズニーの約束』に似た内容となっています。

ネタバレ

まず、主演のアーロン・エッカート(Aaron Eckhart)が、すごいです。初っ端の登場シーンは、長髪で前髪で額や顔が隠れ、ワイシャツの上からもわかる豊満なお腹、そしてストレスがあると甘いお菓子を食べずにはいられない依存症を醸し出し、明らかに不健康な外見をしていました。

しかし、中盤から終盤にかけてセルフ改善を行い、徐々に体型も良くなり、見た目も変わり、また声のトーンも自信のない調子から、落ち着いた低めの発声へと変化し、良い男、イケメンへと変身するのです。

ジェシカ・アルバ

一方で、キーパーソンとなる人物をジェシカ・マリー・アルバ(Jessica Marie Alba)が演じているのですが、登場するのが中盤以降。しかも、助言やアドバイスをしたり、恋仲に陥るのかと思っていたら、特にそういった描写はなく、あくまでも一人の登場人物として最終的に終了してしまいます。

各キャラクターの背景や現在に至るまでの深層心理をしっかり描くことで自己投影しやすくなるし、その経験から主人公へアドバイスを行うなどわかると納得感が高まるでしょう。

それは、ジェシカ・アルバだけでなく、メンターを行う男子高校生に対してもそうだし、バックボーンが一切不明なため、なぜ主人公と仲良くするのか動機がイマイチ不明でした。

また、奥さん役のエリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)も同様で、主人公に対する想いが同変化していったのかがあまり描写されていないため、見た目の改善と性格が前向きになったこと、ジェシカ・アルバの存在くらいしか、興味を引く観点がわかりにくかったです。

まとめ

幸せとは結局なにか。本映画『幸せのセラピー(Meet Bill)』では、プールで泳ぐなどして見た目の改善をし、信頼のおける仲間たちとの友情により前向きな性格へ代わり、また経済的にも自分でビジネスを行うことで、束縛された環境への離脱ができるという点というわかりやすい結果となりました。

とはいえ、B級映画としてはにぎやかで面白く、もう少し精錬されると、『マイ・インターン』のようなヒット映画になると思いました。

頭を使わずに家族で楽しく見るのにおすすめの映画です。

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