『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金
『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』とは?

『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』とは、横浜総合FP事務所代表で、CFP、一級FP技能士、テクニカルアナリスト・確定拠出年年金アドバイザー、一種証券外務員などの資格を持つ植田進氏著書で、2018年4月9日より株式会社ベストブックより出版された本です。

どんな内容?あらすじ

『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』とは、準大手に位置する三洋証券株式会社へ就職した後、独立。FPの仕事や独立した際のエピソードまで、ファイナンシャルプランナーの資格を取りたい方や保有した方、独立して一人で仕事をしたい方にまで参考となる内容となっています。

第一章は、42歳にして独立独歩のFPとして開業、第二章は独立開業と顧客拡大の材料、第三章は開業準備と心構え、第四章は、新規開拓と顧客基盤拡大そして、第五章は一人士業で成功するには?となっており、全191ページと読みやすい文量でした。

ネタバレ

『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』では、例えばFPとして仕事をしたいと考えている人に、どんな資格を持つべきか、どんなふうに仕事をするべきかが丁寧に書かれていてわかりやすいのが特徴です。お金に関する悩みや相談、困り事がある方にもおすすめです。

FPといっても、「日本ファイナンシャル・プランナー協会(日本FP協会)」と、「金融財政事情研究会(きんざいFPセンター)」が存在し、代表的な組織となっています。

他にも「銀行業務検定協会(ファイナンシャル・アドバイザー)」や法人単位のみで個人では受験できない「近代FP協会」などがあります。

さらに、厚生労働省が国家資格として認定している「ファイナンシャル・プランニング技能士検定(FP技能士)」が1級から2級、そして3級まで存在し、先程の日本FP協会ときんざいFPが指定試験機関となっているのです。

つまり、2つの指定試験機関が実施するFPの資格取得試験に合格することで「国家資格」としてのFP資格(1級FP技能士、2級FP技能士)を同時に取得することが可能となるのです。

本書『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』の植田氏は、日本FP協会が認定するAFP資格を「東京ファイナンシャル・プランナーズ」の平日夜の通学コースで取得したのでした。

他にも、金融機関や保険会社、不動産会社などの社員、一般人が受験できる日本FP協会の資格制度があり、こちら「AFP(2級FP技能士・普通資格)」と「CFP(1級FP技能士・上級資格)」の2種類、そして、初心者向けの「3級FP資格」も存在します。

AFPとは、AFP資格は日本FP協会が認定している教育機関が実施する「AFP認定研修」を終了し、試験に合格したうえで、日本FP協会に入会。その後資格認定会員として登録することで、AFPの資格が授与されるわけです。長い道のりですね。

それでも、同時に厚生労働省が認定する「2級FP技能士」が国家資格として取得もできるわけなのだから多少の苦労も厭わないですね。

もう一つが、CFP資格です。CFPとは、アメリカで最も代表的かつ権威のあるFP資格の国家資格になり、日本FP協会を通じて、CFPボードとの提携により、プロフェッショナルな資格を日本に導入している経緯があるのです。こちらも根が深い話ですね。

特徴的なのは、日本に限らず、アメリカや世界各地、海外でも高く評価されているので、グローバルに活躍できるでしょう。CFPも同様に厚生労働省の「1級FP技能士」、国家資格が同時に取得が可能です。

一般的には、AFPの資格を取得し、その後CFPを取得するのが勉強の流れとしてもしやすいようです。

本書『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』の著者である、植田進氏は、FPの資格に加えて、「証券外務員資格」も取得しているので、独立しても仕事の幅が広がったのでしょう。

具体的な業務内容は?

資格の話はわかった。ではどういった業務を行っているのかも、本書『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』では記載されています。

まず、「個人相談業務」です。個人や法人を対象に、個別の相談を1回5000円程度で受けているそうです。確かに個人宅の財政問題はプロに相談したほうがわかりやすいですよね。

法人では「教育研修業務」です。金融会社や銀行など新人や派遣社員などに教育する講師としての仕事です。加えて、セミナー・講演活動。大型のものではなくとも、地域の自治体などが行っているものもあります。最後に執筆業務です。雑誌を始め、ウェブや本書にもあたる出版業務もその一環ですね。

まとめ

ファイナンシャルプランナーってどんな仕事だろう?そんな疑問や自分もフリーで仕事をしたいと考えている方に『私は如何にしてメシの食えるFPになったか』はとても役立つ内容となっています。

特に、起業系の本としては、珍しく、立ち上げ時には株式会社として法人格を持ったそうですが、結局、数年後に個人事業主になったそうです。それは縮小したわけではなく、税金対策の面だとか。

このように、独立や起業といっても複数の方法や手段があるので、参考になる一冊となるでしょう。おすすめです。

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