『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金
『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』とは?

『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』とは、ボナ・ヴィータコーポレーションの代表取締役である國貞克則氏が執筆し、株式会社PHP研究所から出版された財務や会計に関する内容の本となっています。

『ネコが教えるお金の話』や『「貧困女子」時代をかしこく生きる6つのレッスン』、『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』のようにフィクションの物語を中心に、会計や財務3表について説明をしている内容です。

どんな内容?あらすじは?

『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』は、経営コンサルタントであるクールな主人公、会田計介が、ひょんなことから出会った、クライアントである益子明日美という女性に会計の知識や財務3表を教え、一緒にビジネスを始めるという物語です。

第一章が会計は難しくない、第二章が財務3表の構造を知ろう、第三章が財務3表のつながり、そして第四章が「つながり」と「バランス」の合計4章からなる構成となっています。

ネタバレ

本書、『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』は、フィクションの物語を中心に展開し、読者にわかりやすく財務3表や会計を教えてくれるため、会計の知識がない方や逆にテキスト中心の知識のみの方には、逆に実践的な側面を見せているのでわかりやすいでしょう。

例えば、会社の基本活動は、「お金を集める」こと、「投資をする」こと、「利益を上げる」ことの3つを指し、それぞれの活動を「損益計算書」と「貸借対照表」、そして「キャッシュフロー計算書」の3つで成り立っており、これが会計の全体像となります。

この3つの基本活動を、PL、CS、BS、の3つの表を使って表しているのです。

また、PLは正しい利益を計算するための表であり、正しい利益を計算するために売掛金や減価償却費といった新しい概念が作り出されていることなどわかり、現金の動きを伴わない取引は、PLをみれば理解できます。

さらに、BSは「どうやってお金を集めてきたか」「そのお金を何に投資したか」と、組織の正味財産を計算することに役立ちます。

そして、財務3表を一体にすることで、企業のそれぞのれ取引がどのように記載されているかがわかることで、会計全体が見えてくるのです。

まとめ

『今すぐ決算書が読める!財務3表 速攻マスター術』は、初心者にわかりやすく説明をするために、物語テイストの構成を中心に紹介しています。

祖父、そして父親が営んでいただ漆器を、自分で会社を立ち上げて、売り出したいというヒロインを、敏腕会計コンサルタントが救うという理解しやすいストーリー展開。

後半は、有名ブロガーに紹介されて、ネットビジネス、ネット販売を行った漆器が一気に売れていくという、都合の良い構成のため、物語としては面白味に欠けますが、これから自分で会社を立ち上げたり、起業したい方には、特におすすめの本となっています。

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