『投資で勝ち続ける賢者の習慣』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『投資で勝ち続ける賢者の習慣』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金

『投資で勝ち続ける賢者の習慣』とは?

『投資で勝ち続ける賢者の習慣』とは、慶應義塾大学を卒業後、野村證券に入社し、トップ証券マンとして活躍した山崎和邦氏の執筆により日本実業出版社から2017年に出版されました。

『お金持ちの行動学』や『お金に支配されない生き方』に近い内容となっています。

どんな内容?あらすじは?

『投資で勝ち続ける賢者の習慣』は、株式投資を中心とした投資で成功する方法を、愚者と成功者に分けて紹介。成功者である賢者の習慣にクローズアップした内容です。

第一章が、取引以前の銘柄選別、第二章が市場行動、第三章が、情報・データの咀嚼法、第四章が、日常行動、第五章が、普通の心得、第六章が、カネが逃げ出す危険な習慣と、合計6章から構成されています。

ネタバレ

『投資で勝ち続ける賢者の習慣』の面白い所は、野村證券で数々の活躍をしてきた著者が主に数字や過去の経験を元に、わかりやすく、それでいて専門的に説明をしてくれている点です。

例えば、株式投資や株式投機をしていると、低い所で購入して、高い所で売却をするというセオリーがありますが、現在の相場が「天井圏にあるのか」「底値圏にあるのか」を見抜いてから投資を行うことが重要です。

では、大天井圏にあるのか、どうかという見分け方ですが、過去半世紀を見ると、6回ありました。

1995年7月から1970年4月まで。2.5倍に。主な要因は、初の国債発行と財政出勤「いざなぎ景気」そして、安倍内閣で言う、「第二の矢」。

1971年1月から1973年1月まで。2.7倍に。主な要因は、ニクソンショックで円高になり、その後ドル買の介入、過激流動性、さらに、田中宗里の列島改造。

1985年7月から1987年10月には2.2倍に。中曽根康弘改革相場として「NTT」や「JR」の過剰流動性。

1987年11月から1989年12月は、上記の延長で1.9倍に。

そして、2003年4月から2007年7月には、2.4倍になり、ご存知、小泉改革相場として郵政の民営化がありました。

最後が、2012年11月から2015年6月に、アベノミクス相場として、大規模な金融政策となり、2.4倍となったのでした。

大切なポイントして、株価が2倍や2倍半になったことが過去に37年間で6回あり、この流れに乗ることが重要です。平凡な銘柄を購入していても、2倍や3倍になります。

2012年11月、衆議院解散の日の前後で日経平均を買っていれば、確実に2倍半になったのです。

そして、一番重要な点が、売るのは、2倍や2.5倍でいいのです。欲張らないでください。

2倍にするのを、6回繰り返せば、64倍になるのです。

1000万円で始めたら、6億4000万円になります。

100万円で始めた場合、6400万円になっています。

確率を武器にする

株式投資を行っていると市場の動きに敏感になり、そこに運気、所謂ツイているか、どうかを考えることが多々出てきます。

しかし、大切なのは、確率です。「ロンバード街」という古典にもなっている本で、「バジェットケース」が有名です。「一国の責任ある政治家が、この国の銀行は大丈夫だと公的に述べたら、その国の銀行は危ない」という格言もあります。

「確率論を全然やっていない人々にとって、偶然の一致というのが実に大きな障害物になる。確率論こそ、人間の数々の輝かしい研究の中でもっとも輝かしい実例となる」と。

『確率の世界』の中で、「確率論は、この正解を理解するのに役立つ鋭敏な道具」と言われています。

さらに、「確率論は、仮定を考えるのに役立つ」と言われており、10回中1回しか当たらないのであれば、9回も外れるのはなぜかを考えるべきです。投資銘柄が悪いのか、タイミングが良くないのかなど。

現在投資をしている方で、この1年間で何回相場で勝ったのか、負けたのかキチンと記している人はどれくらいるのでしょうか。

365日で、負けている回数よりも、勝っている回数が高ければ、あとは1回の勝ち金額を上げると良いでしょう。

逆に、負けている回数が多いのであれば、全体の投資回数を減らして、1回の当たる確率を上げる方が大切です。相場が底値の時期に買い、高値圏で売る。それを1回だけするというのも投資方法です。

まとめ

前半は投資に関する内容ですが、後半から生き方や考え方、読んでおくと良い本の紹介がされており、充実の内容でおすすめです。

特に、投資思考のシンプル化にも役立ちます。

ある銘柄を購入して、負けたら(下がったら)どうするか。

1つ目は、上がるのを待つ。保留する。しかしデメリットとして、資金が滞るため、次の買いのチャンスを逃します。さらに、下がり続けていると、精神的なストレスも高まります。

2つ目は、損切りをする。メリットは、痛手を負いすぎず、次のチャンスに俊敏に移動できます。デメリットは資金が減ります。

3つ目は、ナンピンをする点です。ナンピンをすると、購入基準額が下がるため、取り返ししやすくなります。デメリットは、また下がったらナンピンをしないといけない点です。

これを繰り返すことで、市場の相場での勝ち負けがコントロールしやすくなるので、あまり悩みすぎず繰り返すことが大切です。

そして、本書でも書かれていますが、最天井を目指すのではなく、そこそこの1割から2割程度の高みで売ること(その逆で買うこと)をして、倍々に増やしていくことです。

2020年は、この方法、メソッドを肝に応じて投資チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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