『お金に支配されない生き方』とは?
『お金に支配されない生き方』とは、さわかみ投信取締役会長でさわかみファンドを運営している澤上篤人氏の著作により株式会社ビジネス社により出版されました。
どんな内容?あらすじは?
『お金に支配されない生き方』は、第一章をお金の余裕は、つくり出すもの、とし、お金についての考え方や価値観、著者の苦学生時代の物語と合わせて紹介されています。
第二章を余ってきたお金は、長期保有型投信の積立に回そう、第三章がよりよい世の中をつくっていく長期投資とは、第四章が本気で投資の勉強をしたい人へ、第五章が自助自律の精神こそがカッコよくの第一歩となる、第六章が長期投資の先に広がるカッコいい世界、第七章がお金をまわすことで、よりよい社会を築いていこう、第八章が世界にも日本にも、こんなカッコいいお金の使い方がある、第九章がカッコいいお金の使い方、第十章がなんでまた、オペラ財団など立ち上げたの?
合計10章からなる構成となっています。
ネタバレ
本書『お金に支配されない生き方』では、スイスインターナショナルキャピタルでアナリストをし、自身でさわかみファンドを創立した本人による本です。その為前半は苦学生時代の苦労話が導入となっており、中盤にて、投資や投資信託の魅力と特徴が紹介されていました。
投資信託の投資方法は、「お金は寝かせて増やしなさい」や『ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド』でも紹介されているように、お金を定期的に積み立てることによって、お金が増えていくという投資方法がメインとなります。
特に、ファイナンシャル・インデペンデンスが注目です。
ファイナンシャル・インデペンデンスとは?
ファイナンシャル・インデペンデンスとは長期投資を続けると、複利の効果でお金が増えていき、年率4.2%から17年で2倍にと加速度的に増えていくのです。
さらに、ユニオンファンドという年率9.5%だと7.5年で2倍、15年で4倍、22年で8倍と大きな金額に変わっていくのです。
そして「これだけあればお金のこと気にせずに生きていける」という個人ごとで異なる水準をファイナンシャル・インデペンデンスといい、そこに到達すると、お金が増え続けるというスターモード状態となるのです。
まとめ
『お金に支配されない生き方』は、お金を投資信託で積み立てることで、複利が活きてきてお金が増えていくということが書かれた本です。
特徴的な点というよりも、余談が多く、前半と後半は著者の体験談やオペラ財団を立ち上げたエピソードが盛り沢山。お金に関するマネーリテラシーの内容というよりも、生き方やお金の使い方、人生論にまつわるエピソードが豊富な一冊となっていました。
『「わたしの「お金」ルール」』や『「貧困女子」時代をかしこく生きる6つのレッスン』のように手軽に読めるのも特徴です。