『まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい』とは?
『まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい』とは、北海道在住で不動産オーナー、投資家である加藤ひろゆき執筆で2016年に宝島社より出版されました。
どんな内容?あらすじは?
『まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい』は、100万円程度の低予算でも不動産投資が可能なことを説明した内容となっています。
第一章が、銀座の家が70万円で売られている
第二章が、空き家購入術、稼げる空き家の見分け方
第三章が、利回り重視のリフォーム術
第四章が、客付術、あとは好きなことをして暮らす。
第五章が、我々は、こうして勤め人を卒業した!
以上5章の構成と、ゲスト10名の方と対談が載っています。
『金持ち父さんの21世紀のビジネス』や『年収は「住むところ」で決まる 来ようとイノベーションの都市経済学(THE NEW GEOGRAPHY OF JOBS)』、『マネーの養分』のような内容です。
ネタバレ
不動産投資を考えている人が増えています。アパートやマンションの一室を区分購入する方や、まるごと一棟購入する方、もしくは戸建てを買って貸し出したり、実家や家族の家を貸家として出すなど計画している人もいるでしょう。
けれど、どこから始めれば良いか、また本を読んでも難しいし、ましてや高額の不動産を簡単に購入できない方に、100万円程度の格安物件の購入や利回りを紹介する本書は読みやすく、初心者におすすめの内容になっています。
買うべき物件6つの条件
例えば、物件を不動産サイトから探してもそれが購入に相応しい物件か判断材料がありませんよね?
本書では具体的に説明してくれています。
1つ目が、近隣駐車場で3000円以上(月額)
2つ目が、国道から1キロ以内にコンビニが近くにあること
3つ目は、住宅が密集していること
4つ目が、アパートメントがある所
5つ目が、角地であれば、なおよく、実際の面積の1.5倍くらいの広さに見える
6つ目が、学校と、賃貸不動産会社があること
上記6つを肝に銘じると良いでしょう。
具体的に説明を挙げると、購入後貸出を行う際に賃貸不動産屋にお願いするため、近くにないと内見の案内など融通が効かないです。
また、ファミリー層が借りてくれた場合、小学校や中学校が近辺にあると、子供の教育の都合で、なかなか引っ越ししないため、長期に渡って借りてくれるメリットがあるのです。
利回りの計算方法
利回りとよく聞くけれど、不動産物件を購入した利回りとはどうやって計算するのでしょうか?
利回りは、年間の家賃をかかった費用で割り、100をかけると出すことができます。
毎月4万5000円の家賃から、地代5000円を引いて毎月4万円。
12ヶ月で48万円の家賃が利益となります。
かかった費用は、敷金20万円、売買代金55万円を足して75万円。
結果、48万円割る75万円×100となり、利回りは64%と計算されます。
そして、この利回りに100で割れば、逆に何年で元手を回収できるかわかるのです。
100割る64で、1.5年という回収期間となります。
結果、利回り20%であれば5年、25%なら4年で回収できて、その後キャッシュフローが出てきます。
この20%から25%を参考にしておくと良いでしょう。
まとめ
『まずは100万円で一等地の空き家を買いなさい』は、上記で挙げた購入ポイント以外にも実際に筆者が購入している物件の写真や情報が載っているため、現実的に参考になります。
イメージも付きやすいし、自分で始めるならどうしたらいいかを考えることができます。
「不動産投資したいな」「Fireをして現役引退したい」「不労所得で悠々自適に生活したい」など、願望のある方は一読をおすすめの一冊です。