『セラヴィ!(Le Sens de la fête)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『セラヴィ!(Le Sens de la fête)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ フランス

『セラヴィ!(Le Sens de la fête)』とは?

『セラヴィ!(Le Sens de la fête)』とは、ジャン=ピエール・バクリ(Jean-Pierre Bacri)を起用した結婚式を舞台にしたドタバタコメディ。第43回セザール賞では10のノミネートがされた映画です。

どんな内容?あらすじは?

『セラヴィ!(Le Sens de la fête)』は、中年のベテランウェディングプランナーが、引退を考えて、ラストにしようと中世のお城を借りた結婚式を取り仕切るが、スタッフやお客、新郎など癖のあるメンバーにより、計画通りに遂行されない喜劇です。

『おいしい生活』(Small Time Crooks)や『アニー・ホール(Annie Hall)』のような作品となっています。

ネタバレ

多彩な顔ぶれと個性的なキャラクターが織りなすいわゆる群像劇のひとつで、肩の力を入れずに観ることができます。

面白いのは、結婚式場を由緒あるお城を使うことで、厳かな雰囲気を持ちつつも、面々による破壊力でユーモアに変化する点でしょう。

これが、ホテルの式場だと普通のドタバタコメディで終わるのが、お城を使うことで、お城ならではの問題や軽くなりすぎないポップさで収まったのが良い点です。

人が集えば恋もする

もちろん、人間が集えば恋愛も始まるもの。

本作でも、ウエディングスタッフのアデルと、MC兼ミュージシャンのジェームスが最初は犬猿の仲だったのが、軽いハグから恋が始まり、終盤のあるシーンで恋が芽生えます。

恋が先なのか、つり橋効果で恋愛の発展したのか、どちらかわかりませんが(笑)

ぶっ飛んだキャラクターの新郎

癖のあるキャラクターでいえば、新郎もなかなかです。

一見すると柔和な優男なのに、結婚式の演出や段取りに細かく口出しをする始末。さらには、司会のジェームスに、自分を褒めて紹介しろと、根回しをするほど。

そして3時間以上のつまらないスピーチを行い、列席者を飽きさせるほど(しかしそれによって九死に一生を得る)。

それでもやっぱりフランス映画

そんなドタバタコメディで始終行われるのかと思いきや、そこは芸術の都パリのあるフランス。

終盤では、新郎が列席者に向けたパフォーマンスが見どころ。

夜、白い服を着た新郎は、大きな白い球体の風船に吊られるながら、くるくる回ったり、花びらを舞い散らしたりと、惚れ惚れする。

これまで嫌味な印象しかなかった新郎に対して、どの人も見入ってしまうほど素敵な演出。

これどうやって撮影しているんだろう。やっぱりCGなのかな。

ロープを持ったスタッフに誘導されながら新婦の元へ行くはずが、手違いで飛ばされてしまう始末。何も知らないお客さんは、それすらも演出かと思い、空の闇に消えていく姿を見守るのでした。

大団円のラストの演出

その後も大きなトラブルが続出し、もはや式は終了かと思いきや、残ったスタッフの機転で、ロウソクの明かりの元、スリランカ人の管楽器を使った古の音楽演奏で、幕を閉じる。

それまで、木フルートやお城の各所に設置されていたアイテムが、見事に伏線を回収したのでした。

まとめ

結婚式をテーマにしたドタバタコメディ『セラヴィ!(Le Sens de la fête)』。

とにかく軽快でキャッチーで気楽に鑑賞できるので、家族や恋人、一人で楽しめますよ。

『わたしはロランス』で熱演していたスザンヌ・クレマンが、主人公マックスの恋人役で軽妙に出ていたので、一瞬気が付かなかったです。

日本で言うところ、王様のレストランの鈴木京香的立ち位置です。

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