『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(Interlude in Prague)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(Interlude in Prague)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(Interlude in Prague)』とは?

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(Interlude in Prague)』とは、実在した人物である音楽家であり作曲家であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)と若手オペラ歌手との悲愛、そしてサスペンスな物語です。主演をアナイリン・バーナード(Aneurin Barnard)を、監督をジョン・スティーヴンソンが務めました。

どんな内容?あらすじは?

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(Interlude in Prague)』は、オーストラリアのモーツァルトがチェコ・プラハにオペラ『フィガロの結婚』を披露するために来訪。そこで若手のオペラ歌手であるスザンヌと恋に落ちるが、彼女は独裁的な男爵に狙われていました。

壮大な音楽と華美な衣装、そして伝記性の高い世界観とストーリーが魅力的な映画です。

『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(The Age of Innocence)』や『ココ・アヴァン・シャネル(Coco avant Chanel)』、『セザンヌと過ごした時間(Cézanne et moi)』のような世界観となっています。

ネタバレ

冒頭から圧倒的なオペラのシーンが登場し、絢爛豪華な装いに圧倒されます。

しっかりと丁寧に作られた作品となっており、作品の物語よりも音楽劇を観ているような感覚になりました。

忍び寄る男爵

本映画『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(Interlude in Prague)』の見応えがあるのが、綺麗な面だけでなく、支配的な男爵が登場し、作品のフックとなっています。いわゆる悪役ですが、彼の存在が全体を引き締め、単調となりつつある世界観にリズムがつきました。

しかし、後半では、新人オペラ歌手を手に入れようと画策を練り、最終的には命をとってしまうという無情な人間性が露わになるのです。

モーツァルトの復讐

モーツァルト自身に復讐心があったかは不明ですが、新作オペラ『ドン・ジョヴァンニ』を作り、音楽を通して悲哀を世界へ伝えたのでした。

暴力的な復讐ではなく、音楽という武器でその役目を果たす姿は圧巻です。

まとめ

妻も子供もいる身でありながら、チェコ・プラハで貴族の女性と恋に落ち、熱烈な人間関係を築く恋愛ドラマ。

しかし、貴族やオペラといった一般人とは異なる世界に、観ている観客は魅了されるでしょう。

そして、最終的に男爵の手によって命を落としてしまう、その悲哀を作曲し、世の人々に伝えるのでした。

愛と音楽の世界が詰まった映画を探している方に、おすすめです。

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