『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』本の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ お金

『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』とは?

『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』とは、ホリエモンこと、堀江貴文氏執筆とビットコイナーである大石哲之氏の監修で、仮想通貨やお金の価値観について綴られた内容。2018年に株式会社徳間書店より出版されました。

どんな内容?あらすじは?

『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』は、ビットコインやブロックチェーン、マイニングといった仮想通貨のことからお金や通貨自体の話、そして市場と今後の生活についてまとめまれた一冊です。

第一章が、僕らは1000年に一度の転換期を迎えた

第二章が、ビットコインと自由

第三章が、イーサリアム革命

第四章が、国家と通貨と仮想通貨

第五章が、トークンエコノミーの中で

合計5章から構成された本です。

『ネクスト・ブロックチェーン 次世代産業創生のエコシステム』や本書でも語られている、『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』、『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』が類似した内容となっています。

ネタバレ

なぜ仮想通貨なんでしょうか?

本書『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』でも語られていますが、中東はオイルマネーで潤い、エネルギーが担保になって富を生み出しました。

燃える水が富になるということ。そこには人口の多い少ないは関係なく、地下資源やエネルギーが裏付けとなって経済成長を果たしたのです。

ポイントは価値の源泉をどうやって生み出すのかが重要になってきます。

WTIというウエストテキサスインターミディエイトとよばれる原油や、サプライムローンもその一例です。

問題となる投資先もありますが、金融商品やビッグマネーを放り込める分野を探している人は世の中に沢山いて、その人達に注目されたのが「仮想通貨」だったわけなのでした。

ゲームチェンジャーとGoogle

グーグルを運営するアルファベット社の発行する株には、議決権ある上場株と、議決権が10倍ある未上場株、そして議決権のない上場株の3つがあります。

仮に市場で購入しても、議決権のある株を購入できないし、議決権のない株を購入しても配当はないし議決権もないのです。しかしグーグルを始めとするアルファベット社に期待をしているため、業績が伸びたり面白いことを行えば、株価が伸びていくのです。キャピタルゲイン(売却益)を期待した投資と言えます。

そして、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社をGAFAと名付け、寡占化が進んでいるのです。

しかし、仮想通貨の世界は、GAFAもまだまだ大きなシェアが伸びておらず、世界を一変させるゲームチェンジャーが登場する可能性が隠れています。

シェアリング2.0時代

民泊の「Airbnb」が、シェアリングエコノミーの始まりと言われています。

最近だと、Uberやカーシェアも人気ですよね。

このシェアリング、共有経済が出来上がったことで、遊休資産を活用できる機会が増えたのです。

また、面白いところでは「インスタ映え」の影響で、メルカリに恩恵が大きくなったこと。

例えば、ZOZOTOWNで洋服を買って、インスタに写真をあげて、メルカリで売る。そんな流れができたことで、アマゾンや楽天で手軽にネットショッピングを行うし、メルカリに流すことで、結果的にシェア経済が増加したことにもなります。

投資と消費の差がなくなり、リセールマーケットが拡大化していったのです。

もともと、不要品を売ってできたあぶく銭でもあるのです。

手離れをしたポイントがお金や仮想通貨になり、ネット内での経済圏が活発に動くわけなのです。

まとめ

仮想通貨の難しい内容を上手に整理し、まとめあげるホリエモン節が炸裂した『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』。

さらに、仮想通貨に留まらず、新しい市場や経済価値についても言及をしており、本書は2018年に出版されていますが、2019年を皮切りに、ペイペイや楽天ペイ、LINEペイといったキャッシュレスでの支払いが当たり前のように活発化しています。

すでに、お財布から現金を出すという形ではなく、数字がお金の価値へと変わっているわけです。

今後、近い未来には仮想通貨を始め、お金の価値や存在意義は変化していくので、注視していきましょう。そんな方に本書はおすすめです。

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