『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t’aime… moi non plus)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t'aime... moi non plus)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t’aime… moi non plus)』とは?

『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t’aime… moi non plus)』とは、フランスの鬼才セルジュ・ゲンスブールが監督を務め、歌手であり女優でもあるジェーン・バーキンが主演を務めた恋愛青春映画です。

どんな内容?あらすじは?

恋人同士である男性二人が日雇いの仕事をしながらある街に流れつく。鄙びたバーでウェイトレスをしているジェーン・バーキン演じるジョニーはショートカットで胸も小さくいわゆるボーイッシュスタイル。そんなジョニーに片方の男性は惹かれ、そしてお互いが惹かれ合い、いつしか三角関係になっていく物語。

『ブロークバック・マウンテン(Brokeback Mountain)』や『わたしはロランス(Laurence Anyways)』のような作品となっています。

ネタバレ

いわゆる男性二人と女性一人の三角関係恋愛物語ですが、荒廃としたフランスの田舎町で陰湿な雰囲気とエロティックなシーンも多いわりに、あまりセクシーに振り切っていない、青い青春映画としてまとまっているのは、ミュージシャンとしとても活躍するセルジュ・ゲンズブールのロックな部分が映画にも反映されているからかと思う。

ジェーン・バーキンの魅力

そんな中、今では大人の歌手として、またはブランドのバッグ、バーキンの由来として名高いジェーン・バーキンが、若かりし頃には体当たり演技を見せているのが凄かった。

例えば男性ではよくある立ちションも、ジェーン・バーキンにやらせたり(座っているが)、さらに、営みのシーンも、相手は男性が好きなタイプだから実際には前ではできず、後ろでするとか。設定がリアだし、だから欲情するという説得力があった。

最近の女優でいれば、レア・セドゥーに似た雰囲気を持ちますが、レア・セドゥーはもっと妖艶さを放つのに対し、ジェーン・バーキンは溌剌さをもっている。陰と陽の違い。

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まとめ

セルジュ・ゲンズブールの世界観を十二分に味わえる作品。激しいシーンもあるけれど、大人向けというよりもどこか甘酸っぱさがある青春映画。三角関係を描く映画の名作としておすすめです。

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