『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson's This Is It)』映画の感想、レビュー、あらすじ、ネタバレ 映画

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』とは?

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』とは、2009年6月に急死したマイケル・ジャクソンの7月に予定していたイギリス公演のリハーサルの模様をまとめたノンフィクション作品。

監督をケニー・オルテガ(Kenny Ortega)が務め、ソニー・ピクチャーズが配給しました。

どんな内容?あらすじは?

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』は、2009年3月5日から2010年3月6日まで、北米を始め、全50公演を周る予定。しかし同年6月に突然の急死となり、ツアーは途中で中止となり、それまでの模様と専属ダンサーのオーディションからリハーサルまでを収録しました。

『ANNIE/アニー(Annie)』や『ディセンダント(Descendants)』、『吾輩は猫である』のようなエンターテイメント性の高い映画となっています。

ネタバレ

マイケル・ジャクソンというば、世界的なポップスターであり、沢山の名曲を生み続け誰もが知っている音楽ばかり。

一方で、プライベートの奇異な行動などニュースの話題になることもしばしば。

そんな彼の舞台裏からエンターテイメントの舞台表現までを一括にまるごとに収めたのが、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』です。

マイケル・ジャクソンの素顔とは?

本映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』は、突然の急死に伴い、舞台裏を収録した映像をまとめたため、マイケル・ジャクソン自身に特別フォーカスしていないのが特徴です。

情熱大陸のようなノンフィクションドキュメンタリーであれば、主人公のインタビューパートがあったり、意識的に主要となる人物にフォーカスをあて組み立てますが、本作は所謂繋ぎ合わせと恐らくあとから収録したであろうダンサー達のインタビューによって、マイケル・ジャクソンが主役であることを見せていますが、マイケル・ジャクソン自身は、そういった肩の力が入った姿を見せようとせずに、淡々とリハーサルを行うのが、返って魅力的に映っています。

エンターテイメント性に富んだ作品

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏が、「マイケル・ジャクソンの魅力」について語っていたことがあり、それは彼単体のアーティスト性だけでなく、全体のエンタメ性を指していたことが、今頃になって理解できました。

つまり、オーディションから採用したプロのダンサーたち。しかし個性がバラバラであり、統一感を図り、数ヶ月に渡ってリハーサルを重ねて、研磨していく。

ジャニーズ事務所もEXILEファミリーもそうですが、それよりも何年もかけて仲間として一致団結していたほうが、より魅力的な表現が培うと思いました。

本作で、そのエンタメ性が優れていないということではなく、むしろオーディションから採用した人たちを集めても、ここまでエンタメ性が生まれるのであれば、もっとマイケル・ジャクソンファミリーみたいな形にできると、より惹きつけられるパフォーマンスになるだろうなと感じたからです。

もし、後任がしっかりつ生まれていたら、マイケル・ジャクソンの負担もなく違った人生の結末になったのかもしれません。

エンタメ性とは?

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』では、ダンサーや歌手、コーラスの人たちまでのオーディションからリハーサルの風景までも収録しており、彼らがマイケル・ジャクソンというコアな人物をポイントにしながら、一つひとつのシーンを重ねていくのが面白い点です。

さらに、音楽ディレクターとの表現についての意見の言い合いやディスカッション、それをしっかり吸収し、マイケル・ジャクソンの言葉で発言するなど、世界的スターのイメージがより身近に感じられました。

それだけでなく、意外とリハーサルでは歌の部分は手抜きというか肩に力を入れずにしており、人間的な姿も垣間見れて興味深かったです。

まとめ

本作『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson’s This Is It)』を観ていて、もしマイケル・ジャクソンが生きていたら今頃どんな世界になっていただろう?と想像を掻き立てられます。

彼にはファンがいて、彼を観たくてコンサートに見に行ったり、ショービジネスの世界を一層盛り上げていたでしょう。

さらに、彼に憧れてダンサーや歌い手になり、一緒に仕事をすることで吸収する点も沢山あるでしょう。

悲しい未来を、分岐点となった本作。人生で一度は観てみるのをおすすめします。

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